大晦日、自分の立ち位置〔5738〕2018/12/31
2018年12月31日(月)大晦日
大晦日。今年も暮れゆく。
今朝、夜明け前の工場。工場の上には金星と木星。上方の明るい星が金星で、屋根のすぐ上が木星だ。金星と木星をつなぐ直線を下へ伸ばしていくと、地平線のあたりに水星があることになる。
太陽をまわる惑星は、ほぼほぼ同一平面上を周回しています。これは太陽が生まれ、太陽系ができあがっていくときに、そういうふうになっていった訳で、土星の輪っかが平面状にできてるのと同じ理屈なんだと思います。知らんけど。
だから、惑星は、夜空に直線上に並ぶ。この惑星の並びを見ると、僕らが地球の斜めのところに立っている、ということが実感できるんですね。太陽系の中の、地球の上の、極地でも赤道上でもない、斜めのところに傾いて今自分が立っている、という感覚。惑星の並びの傾きが、僕らの傾きだ。
宇宙の中の、自分の立ち位置を、実感する。こんなことが実感できると気付いたのは、迂闊にも最近のこと。ある夜明け前、星空を見上げていて、突然気付いた自分の立ち位置。大宇宙の中に自分がいる、ということがわかって、ちょっと、嬉しかった。
天の河が見えたら、僕らが住む銀河の中で、その円盤状の広がりに対してかなりの角度をもって立っている自分が実感できるだろう。
自分の立ち位置が実感できると、そこでの自分の役割はなんだろうか、などと考える。いや、宇宙の中での自分の役割、などという大それた哲学的な話ではなくて、自分が生きているこの星のこの国のこの地域の、この社会の中での役割ね。
今年、ちゃんとその役割を果たせただろうか。これから果たしていかなければならない役割は、何だろうか。「役割」というくらいなので、自分に割り付けられた分、ちゃんと役に立たんといかん訳で、それができているのかどうなのかを、この一年を振り返って自問してみる。
この工場では、この灯りの下、大晦日というのに、朝も早くからたくさんの仲間が自分の役割を黙々と、着々と果たしていっています。本当に、ありがたいこと。素晴らしいこと。
さあ。僕も頑張ろう。
本年、大変お世話になりました。来年も、どうかよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。