梶ヶ森、八畝、ケール〔5737〕2018/12/30
2018年12月30日(日)晴れ!
今年最後の日曜日。お街には人、出てるでしょうか。弊社の工場はもちろん明日まで稼働しておりまして、年末の、家庭でも忙しい中、皆さん頑張ってお仕事してます。
僕も今日はお昼から出勤で、年末のお仕事。
でもせっかくなので、朝のうち、大豊へ行って来ました。雪の梶ヶ森だ。
一昨日からの雪。これは絶対に積もったな、ということで、突然思い立って行って来たのであります。朝、5時半に起き出して。
タイヤチェーンは持ってましたが、取り敢えずノーマルで行けるところまで行く。八畝の集落から少し上がった、三叉路のところに車を停める。そっから上は、チェーン無しでは無理。チェーン装着も面倒臭いので、雪が積もり、凍結した車道を歩いて登る。龍王の滝の駐車場まで。
そこからは雪の山道。ああ。一人でもそこそこ安全に楽しめる雪山、梶ヶ森はすごい。凍りついた滝。膝まで潜る新雪。油断していると、どこが道かわからんなって踏み迷う。結構、行ったり来たりしながら登りました。本格雪山の感覚ね。
今日は、誰にも会わなかった。龍王の滝までは、昨日の誰かの足跡がありました。が、そこから上は誰も踏んでない、見事な新雪。僕の足跡だけ。
いや、人間は僕だけで、ウサギや鹿の足跡はたくさんあります。その足跡につられて歩いていくと、いつの間にか道から外れていたりするのでご用心。
てっぺんでは、かなり風が強く、ガスも出て、イマイチの見晴らし。でも、そんなことは些細なこと。誰もいない、雪の山に一人抱かれる。雪に音が吸収され、時折聞こえる川音以外はなにも聞こえない。
そう。これを楽しみに、朝のうちに行ってきました。良かった。実に、良かった。誰も居ない雪山に抱かれるすごさ。
車まで帰り、八畝を下っていたら。
八畝と書いて「ようね」と読みます。その八畝の道端に、なんと、ケールが。
この斜面に広がる八畝と、谷向こうの斜面の怒田(ぬた)は、棚田で有名な山中の集落。その、使わない棚田とかを利用して、弊社の青汁「菜食健美」の原料野菜を作ってもらっている話は、幾度も幾度も書きました。
ここは雪深い山村。だから、基本、春から秋までの季節に栽培をお願いしてます。ところが、この雪景色の中、健気なケールが立っている。もう、たぶん、収穫は終わってますね。通常はもっともっと大きな葉っぱを広げてます。
苗が育ってくると、最初は、地面から直接葉っぱが出る。キャベツみたいに。キャベツの、葉っぱが巻いてない状態を想像すると良い。で、葉っぱを収穫していくうちに、このように幹のようなものがニョキっと生えて来て、その上に葉っぱがつくようになる。どんどん葉っぱを収穫していっていると、秋ぐらいになれば、ニョキニョキ伸びた1mくらいの幹の上にキャベツの巻いてないような葉っぱができるようになる。そして、寒くなると、終了。
こんな雪景色の中でケールが立っている姿を見れるとは思うてなかったので、ちょっと、嬉しい。「菜食健美」は、今年、関東の西部でも宅配ができるようになりました。
そうそう。忘れてたけど、東京、秋葉原と御徒町の駅のホームに「ミルクショップ酪」というミルクスタンドがあるの、ご存知でしょうか。そこで、「菜食健美」と「菜食健美すこやか」が売られてます。いや、なかなかよく売れてます。
そこで青汁「菜食健美」を飲んだ皆さんが、その原料が、こんな風景のところで作られていることに想いを馳せてくれたらとても嬉しい。
今年も暮れゆく。そんな中、とても良い風景を見ました。