金星・水星・葦原・萱中〔5735〕2018/12/28
2018年12月28日(金)晴れ
昨日はね、弊社に生乳を納入して下さっている酪農さんたちの忘年会。もちろんお昼から、葉牡丹で。いやー、楽しかった。この忘年会は、ひたすら、喋りながら飲む。食べる。それだけのシンプル極まりない忘年会だけども、本当に楽しい。一年分、笑い転げてしまった。もちろん、葉牡丹からひろめ市場という黄金コースだ。酪農家さんが元気なのは、とても嬉しい。よく喋り、よく飲み、よく呑みました。何時間呑んだんだろう。ああ。身体が重い。
そんな重い身体を引きずりながら今朝は歩いて鏡川。金曜日の金星。潮江橋の上に輝く明けの明星、金星。これには写ってないけど、上方には春の大三角形。もう、春がやってきているのであります。
金星の話は、このにっこりでも幾度も書いてきてるけど、金星の内側を周る水星については殆ど書いたこと、ない。ないです。とにかく、水星探査というのは少ない。1974年のマリナー10号と、2008年から2011年のメッセンジャーしか、近くに到達していないという水星。太陽に近いので、肉眼で見るのも難しい。今、あの金星の真下の地平線界隈にいるんではないかと思われる、水星。
その水星に向かって、史上3回目の探査機が飛んでいるの、ご存知でしょうか。こないだ、ちょっとニュースでやってました。日本のJAXAと欧州宇宙連合が共同で行っている「ベピ・コロンボ」というミッションで、今年の10月20日に打ち上げられました。日本が分担するのは、高高度を周回しながらの磁場の観測。その日本の探査機は、「みお」という愛称。そんな名前のへんてこりんな議員が居たので印象悪いけど、そもそもMercury Magnetospheric Orbiterの頭文字でMMO、「みお」なんだって。「水」も連想するしね。
「みお」が水星に到着するのは、なんと、2025年の年末だって。7年もかかるのか。近いというイメージがあるけど、なかなか難易度が高いミッションらしいですな、水星探査。
太陽に一番近い天体が水星とすれば、一番遠いものの一つとされる太陽系天体が、こないだも書いた「ウルティマ・トゥーレ」。地球から65億キロ。こないだも書いたけど、太陽系の、最果て。「ウルティマ・トゥーレ」の意味は「未知の世界」なんだって。
65億kmも離れている30kmくらいの天体をよくもまあ見つけたものだ。さすが、ハッブル宇宙望遠鏡。その最果ての天体に、間も無くニューホライズンズが到達して観測します。2006年に打ちげられているから、13年かかっての到達。
これで考えると、水星まで7年かけるというのは、いかに水星探査の難易度が高いのかを示してますな。
鏡川沿いの葦原。豊葦原瑞穂国。葦と芦と蘆の違いは?などということを以前調べたことあるけど、忘れてしまった。穂を出してないのが蘆で、穂を出すと葦なんでしたっけ。そうだとすれば、これは葦か。
川辺に葦原。そしてその北側の湿地帯、国沢には萱原。そこに住んだ石田三成の遺児が、萱の中なので「萱中」姓を名乗ったという話、こないだ書きました。
僕(吉澤)はいったいどこから来たんだろう。