点字情報〔5704〕2018/11/27
2018年11月27日(火)小雨
今朝起きたら、小雨、降ってました。気温は少し高め。秋の雨。
写真は今朝4時半。鏡川大橋北詰を下った所の歩道橋の上。この歩道橋はY字型になってて、交差点の中央真上にY字路があります。交通量が多い場所。ですが、あんましこの歩道橋を渡る人、見かけません。近くに信号機もありますきんね。
今朝はその歩道橋を渡ってました。すると、その欄干の真上に何やら凸凹。おう。点字だ。そうか、今まで気付かんかったけど、ここには点字で何か表示されていたのか。
写真手前。矢印方向に点字が打たれております。写真に撮って、解読してみました。今はね。ネットでね。すぐにこんなの解読できるのが便利ですね。
ヒダリ
ヒガシミナミカドエ
ミギ
カガミカワ オオハシ
ホーメンエ
こう書かれてました。真ん中のY字路を左へ行くと交差点南東角へ、右へ行くと鏡川大橋方面へと向かいます。そういうこと。そうなのか?
いや、鏡川大橋へは、右へ行こうが左へ行こうが一緒だと思うけど。確かに左へ行くと、交差点南東角へ降りる。で、そこから南下すれば鏡川大橋だ。右へ行くと西側へ降りるけど、農人町方面へも行けるし、鏡川大橋へも行ける。
ちなみに鏡川大橋は、この写真の向こうに写ってるアーチが、そう。こういった表示はなかなか難しいですよね。実際に利用する方に、どんな表記がわかりやすいのか確認しながら設置せんと、紛らわしいものができたりします。
たぶんこの点字を考えた人は、自分は普段点字を利用していない人なんでしょうな。まあ、限られたスペースでいかに情報を伝達するか、というのは大切な課題ではあります。
こういうの見ると、牛乳パックなんかにも、点字で表記があっても良いのかな、と思いました。目の不自由な方の為に「切り欠き」というのは存在します。種類別が「牛乳」である紙容器(1Lや500ml)では、その上部に切り欠きがあって、触るとその商品が「牛乳」であると判るようになっている訳だ。
Jミルクのこのページを見てみると、「もっとも不便に感じる容器は何ですか?」という視覚障害者の皆さん対象のアンケートを行ったところ、35.2%の方が「紙パック」と答えたんだそう。そして「紙パックの中で何と何を区別したいですか?」という質問には、なんと、76.8%の方が「牛乳と他の飲料」とお答えしている。なるほど。
牛乳というのは、お客様にとって、他とは区別して飲みたいものである、ということがわかります。
であるならば。
これはもう、僕らでは何ともしがたい問題ではあるけれど、紙パック容器に点字で情報を表示する、というのはアリではないか、と思った次第です。点字にすれば、もっとたくさんの情報が伝えられる。更に妄想するならば、充填機でパック詰めする段階で、好きな文字を点字で印字できるようにしておけば、その時々に応じて相応しい情報を、その紙パックに盛り込むこともできる訳だ。インクジェットプリンタで賞味期限とかを印字しているみたいにね。素晴らしい。けど、なかなかすぐに実現するのは難しそう。
こういった思いを伝え続けることで、いつの日か、夢は実現する。思いを伝えない限り、夢は夢のまま。
インクジェットプリンタみたいに簡単に印字できる点字プリンタ、あったら良いと思いました。