オリオン座流星群とジャコビニ流星群〔5668〕2018/10/22
2018年10月22日(月)良いお天気だ
こないだ、りゅう座流星群のこと書いたけど、今朝はオリオン座流星群の話。どうやら、今、オリオン座流星群が極大期を迎えてるらしい。オリオン座、ベテルギウスの左を放射点として、一時間に5個くらい流れるのではないか、という解説が見受けられます。さて。どうなったでしょうか。
この流星群というやつは、発生することは予想できるけど、どれだけの流星が流れるのかは全然予想できない、という代物ですよね。思い出すのはジャコビニだ。そう。僕らが小学生の頃。高学年だった。ジャコビニ流星群というのが予想され、かなりの流星雨が降るのではないかと話題になりました。ハッキリ、覚えてます。なんせ、漫画の「アストロ球団」で「ジャコビニ流星打法」なるものが登場しましたですきんね。ブームと言うても良いでしょう。ところが、とんだ肩透かし。
ほとんど流星を見ることはできず、天文学者が批判されたというジャコビニ流星群。
これ、ジャコビニ彗星という彗星の軌道を地球が通過することで予想された流星群なので、ジャコビニ流星群。
でも今では、彗星の名前で流星群を呼ぶことはなくなり、放射点が存在する星座の名前で呼ばれるようになりましたとさ。
ジャコビニ流星群の功績は、流星群というものを日本人に知らしめてくれたこと。今でも覚えてますもんね。
さて。この、「放射点」というのが、謎い。なんで流星群は、そんな限られた方向から放射状に飛んでくるんだろうか。宇宙に存在する砂とかチリとかが地球の大気へ落ちてくるときの発火現象が流星であることは、なんとなく想像できます。だとすれば、落ちてくるのはどこであっても良いではないか、と、思うではないか。
でも、放射点は存在するし、予想が外れることはない。
地球は、太陽の周りを公転する。その際、様々な彗星の軌道を横切ることになります。彗星の軌道には、太陽の熱で溶けた彗星の砂とかチリとかが浮かんでいる。そこを横切ることで発生するのが流星群。つまり、地球の進行方向から飛んでくるように見える訳だ。その進行方向は、地球上、ヨーロッパであろうが日本であろうがバングラデシュであろうが、同じ。信仰方向は違っても。進行方向は同じだ。そっちが、放射点。
で、彗星軌道もわかっているし、地球は毎年、同じような地点でそこを横切る。だから、毎年同じ時期に同じ流星群が発生する、という仕組みなんだって。
そもそも、毎年、同じ時期に同じ流星群、て、知ってましたか?僕は知りませんでした。
ここは今朝4時の鏡川大橋北詰。大橋のアーチと、オリオン座、冬の大三角形。幾度かシャッターを開放して撮影したら、流星、写るかも知れんと思ってやってみました。無理でした。
でも星は美しく、秋の夜空にまたたいて、今日という日の素晴らしさを予感させてくれる。
さあ。今週も頑張って仕事仕事!