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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

市場で妄想〔5666〕2018/10/20

市場で妄想

2018年10月20日(土)晴れ!

昨日は豊洲市場だったので、今朝は弘化台。高知市中央卸売市場。いや、今は、青果部だけ中央卸売市場で、水産物は高知市公設地方卸売市場水産部。取扱量の減少によって、4年前、「中央」ではなくて「地方」に降格した、高知の水産物市場。

 

調べてみました。

全国の水産物市場における取扱金額推移。平成17年、全国の市場における水産物取扱金額は、中央卸売市場が2兆2,035億円で地方卸売市場が8,410億円。合計すると3兆円を超えてます。それが、平成28年には、中央卸売市場が1兆5,490億円、地方卸売市場が7,106億円で合計2兆2,596億円。減ってますな。中央卸売市場の減りが激しく、地方卸売市場の減りが少ないのは、ここ、高知のように、「中央」から「地方」へと移管される市場があるからだろう。

平成17年の水産物中央卸売市場の数は、全国で53。それがですね、平成28年には35まで減っている。地方卸売市場の数はというと、499が563に。産地の市場は減ってるけど、消費地の市場の数が増えているんだ。これをどう見たら良いのか、僕は知らない。

 

少なくとも、ここ、弘化台の取扱は、減少傾向にあるのは間違いございません。量販店が産地と直接結びついたりするからでしょうか。あと、魚介類離れ、ということもあるのでしょうかね。

でも市場は面白い。

この弘化台が、もう少し街中に近くあり(昔、九反田にあったように)、もっと市民が自由に出入りして楽しめるような場所であったなら。

市場の中は、開放デーとか年末とかの風景にあるように、一般人も自由に行き来できるようになってます。そして、そこここで競りが行われ、大八車が行き交う。ここに、築地のような賑わいが醸し出でていたら、弘化台はもっと高知市民にとって親しみのある場所となり、市場の大切さが認知されていたのかも知れません。

 

今からでも遅くは、ない。

まず、仕組みを考える。高知の飲食店は、須崎の市場など、地方の市場から直接仕入れているケースが増えてます。曜日、競りの時間などの関係と聞きます。ならば、新鮮な魚が短時間でここに入ってくる仕組みを作る。営業時間や競りの時間も考える。仲卸しに目利きを揃え、高知の印章店は弘化台に来れば希望の鮮魚を間違いなく仕入れられる、という仕組み。

そんな中で賑わいが創出される。そこで、仲卸し直営とか、とにかく素材を重視した飲食店を、場外ではなくて市場の中に並べる。そう。築地がそうであったように、市場のターレーが往来する中、市場の人々の威勢の良い声が響く空間の中に並ぶ飲食店。

 

今、弘化台へ行くには、公共交通機関が圧倒的に少なくて不便。そこで九反田から舟を出す。一般客は、九反田からシャトル船に乗って弘化台へ。

弘化台に質の良いカツオが上がり、そこで塩タタキが食べれたならば。新鮮な魚介類を食べて飲んでができたならば。ひろめ市場とはまた違う、高知の賑わいができあがる。観光客を目当てにするのではなくて、地元の僕らが楽しめるような、そんな賑わい、空間。ああ。涎が出るぞ。

 

朝っぱらから妄想が暴走してしまった。でも仲卸と卸が分離し、一般客と市場の賑わいが分離されてしまった豊洲に比べたら、遥かに楽しそうな市場空間ができる可能性が、ここ弘化台には、ある。と、思う。そんな気がする。

 

まあ、そんな妄想は妄想として、今日も元気に仕事仕事!


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