秋の空にトンビがピーヒョロ〔5652〕2018/10/06
2018年10月6日(土)青空も
今日は第一土曜日。晴れていれば、本社営業部は、朝、会社近隣の清掃活動に勤しむことを続けてます。で、台風通過ということもあって、今日の朝は雨になって清掃活動は中止になるのではないかと淡い期待を抱いていた不届者もおったかも知れんけど、晴れました。
昨日、お客様とかなり飲んでましたので、遅くなった出社。朝6時過ぎの空は、こんな感じ。雨雲が去り、青い空が広がり始めてました。ああ。清掃活動だ。
それにしても、蒸せました。汗が吹き出す秋の朝。
空には二羽のトンビがピーヒョロ。台風の影響で少し風は出てるけど、のどかなのどかな秋の朝。
昨日も書いたけど、僕の築地は、今日が最終営業日。場内で、あの築地市場の雰囲気を楽しむことができるのは、今日まで。もちろん行けんけど、遠く離れた高知から、ご苦労様でした、と労いたい。
築地市場の歴史や在りようについては、幾度もこのにっこりで触れてきたので、今日はやめちょきます。ひとつ言えるのは、大都市東京の、日本の、生鮮食品の流通文化を創り上げ、牽引してきたのが築地である、ということ。
問屋と仲卸、そして小売業者や飲食店の人々が、見事に有機的につながる世界。このつながりは、コンピュータで「図」にすることは不可能だと思う。見事に鍛え抜かれた導線と、それぞれの役割の有機的つながりの中で行われる、信頼と知識と経験にもとづいた尖った取引。
豊洲が市場関係者から不評なのは、築地の伝えてきた諸々の特徴的仕組みが失われてしまうかもしれないという危惧があるから。仲卸と問屋の間を道路が隔てているとかね。流通の仕組みが大きく変わると思う。良い方向に変われば良いんですけど。
で、築地場外は、そのまま残ることになりました。場外は場外で、素晴らしい空間。場内と離れた場所で場外がどのように成り立っていくのか。まあ、「きつねや」さんとかはそのまんま残るらしいので、一安心。
場内の飲食店は、豊洲へ移転。これを機会に廃業したお店もある。「豊ちゃん」とか「江戸川」とかね。カツ丼も、深川丼もおいしかった。
でも、ほとんどのお店は、豊洲へ引っ越します。調べてみますれば、新しい飲食店街の地図、出てました。
水産仲卸棟3階には、「中栄」や「ふぢの」、「福せん」など。「吉野家」一号店も、ここに移転。それでも一号店と呼ぶのかな。
管理棟3階には、「八千代」。おう。ハムエッグ定食だ。「茂助だんご」は、この飲食店街の一番奥ですな。廃業しなくて一番嬉しかったのは、茂助だんご。
でも、全部、小綺麗になるんでしょうね。早く、市場独特のゴチャゴチャ感が醸し出されたら良いのに。
時間かかっても、ゴチャゴチャで猥雑な空間になって欲しいよね。そうでないと、場外で済ませてしまうよ、僕ら外部の人間は。