下弦の月だったっけ〔5649〕2018/10/03
2018年10月3日(水)晴れ!
下弦の月。昨夜は下弦の月。月齢22でした。満月から新月に向かう途中の半月を、下弦の月という。
写真は、さっき、5時前に、本社棟の前から撮影したお月様。天頂近く。薄い雲の向こう側で美しく輝く月。
でも、この月を弓に見立てたら、弦が張っているのは上ではないか。これは上弦の月ではないのか?と思うのが普通。でも、暦を見ると、昨夜は下弦の月と書いてあります。
さて。
そもそも上弦の月、下弦の月の由来は。
その由来の説には二つあって、一つは、新月から満月に向かうのを月の上旬、満月から新月に向かうのを下旬として、上旬の半月(弦月)を上弦の月、下旬の半月(弦月)を下弦の月、という説。半月が弦月というのは、わかりますよね。
もう一つが、弦月が西の空に沈むときに、弦が上にあるのか下にあるのかで、決まったという説。なるほど。
下弦の月が西の空に沈むのはお昼頃だ。見えません。下弦の月で、弦が下にあるのを見るのは難しい。上弦の月はと言いますと、上弦の月が西の空に沈むのは真夜中。その際には、弦は、はっきりくっきり上にくる。見るからに「上弦の月」。
だから、吉田拓郎の「旅の宿」で、宿の部屋で飲みながら見上げた西の空に浮かんでいるのが半月として、弦が上にきているのならば、確かに上弦の月だ。
上弦の月だったっけ 久しぶりだね 月見るなんて
もしこれが、真夜中に東の空に登り始める半月(弦月)だったとしたら、弦が上だったとしても下弦の月なのである。だから、「旅の宿」の兄ちゃんが見上げた空が西なら正解で、東だと不正解ということになります。どうでも良いけど。
この写真の下側の緑色にぼやけているのは、本社棟前のキンモクセイ。はやくも、微かに香りを漂わせ始めました。
秋。秋本番。心地よい風が吹き抜ける。
弦は上にあるけど下弦の月が出ている、夜明け前の本社前。
月は満ち欠け、繰り返す。月は満ち欠け、繰り返す。
秋本番になり、美しい冬が訪れ、暖かい春が過ぎ、楽しい夏がやってくる。大自然の果てし無い繰り返しの中で、僕らは生きている、ということを、月の満ち欠けが教えてくれます。
地球は、とても素敵だ。
さあ。仕事仕事。地球に生きていることに感謝して、今日も頑張ろう!