あなたは何テピ?〔5630〕2018/09/14
2018年9月14日(金)降ってました
3時頃でしょうか。かなり降ってました。今はやんで、会社の、僕の部屋の外からは虫の声。秋。
さて。みんな、オーテピア、行ったかな?
こないだ、7月24日に開館した、高知県高知市合築の図書館、オーテピア。なかなか充実していて、過ごしやすく機能的な、そして広い広いスペースが生まれました。僕はもう、ヘビーユーザーだ。夏休み期間も賑わいましたね~。これから、どう活用していくのか、活用されていくのかが試されます。進化する図書館としての存在感を見せて欲しい。
で、オーテピアの真ん前には追手前高校。その隣には土佐女子中高校。なにやら、土佐女子では、オーテピアに行くことを「テピる」と言うらしい。
「今日はテピって行く?」
「行く行く」
「今週はもう3テピやね~」
などと使うらしい。いや、伝聞なので真偽のほどは定かではないけど、良いですね、これ。ちなみに「3テピ」は、3回行った、という意味だ。やるではないか、女子高生。この用語、流行らせたいですな。
図書館。
僕らが高校生の頃も、図書館へはよく行ってました。一番混んでたのは県立図書館。だって、当時、クーラーが効いてたのは県立だけだったから。で、県立の閲覧室はいつもいっぱい。そこで市民図書館へ行く訳だ。クーラー効いてないけど、落ち着いたスペースでした。しかし、県立も市民も、同級生とかがたくさん居る。居るので、ともすれば一緒に遊んだりすることになり、集中できないんですね。狭いスペースにひしめいてるので。
そこでよく行ったのが塩見文庫。小津高校の南にあった塩見文庫は、少し大人の雰囲気で集中できた。でも、やはりいつも満員なんですな。
そこで。
誰かがみつけてきた下知図書館だ。高知市民図書館下知分館。市民図書館の分館なので、小さい。もちろんクーラーも効いてない。けど、本当に落ち着いたスペースで、空いてるし、夏でも涼しい風が吹き抜けていく感じ。知り合いも居ないので、落ち着いて勉強してました。
いや、こんなに書くとあたかも勉強たくさんしていたみたいですが、試験期間中だけね。
その、二階建ての小さな図書館も老朽化が進み、建て替えられました。こんなに立派な建物に。新装開店したのは2013年4月14日。開館した日に、このにっこりでご紹介してます。
図書館、公民館、コミュニティスペース、そして津波避難ビル。
ここは、海抜0m地帯。水はけも悪くて、大雨の度に浸水したりしていた下知地区。排水ポンプも整備され、随分と環境も良くなりました。でも、南海地震が発生すると地盤沈下し、ここは浸水してしまいます。
図書館は二階にあるので、浸水しても大丈夫。でも、ここの図書館、閲覧スペースがちと狭い。昔のように、風が吹き抜ける静かでのんびりした場所ではなくなりました。
市民図書館も、蔵書が増えるに従って閲覧スペースが削られ、近年は学生が勉強したりする場所、なくなってましたね。ここ下知図書館も。
そんな中、オーテピアができたのは、高校生たちにとっても朗報だ。勉強するスペース。話ができる閲覧室。集中して本を読む静寂室。僕が活用している研究個室。広い開架。充実した司書さんたち。
ここ下知図書館は、この地域のコミュニティの中心として、そして防災の中心として大切なもの。オーテピアも、いざというときは防災に役立つ、知の拠点。
高校生だけでなく、県民市民、どんどんと広く活用しましょう。
まあ、高知市民なら、週3テピでしょうか。