「その日、その時・・・」と高知県地震体験車〔5618〕2018/09/02
2018年9月2日(日)降ったりやんだり晴れたり
台風21号の影響でしょうか。突然降ったり照ったり。そんな中、今回で5回目となる、はりまや橋小学校区の防災訓練。南海トラフ大地震を想定しての訓練は、9月1日の防災の日に近い日曜日に行われます。最初、2014年に開催したときは、避難ビルを確認しながら高知城へ集まる、というものだった。反省会をやりながら、実効性の高い訓練に育ってきて今年で5回目。
今年は、避難所生活での段ボールの使い方や新聞スリッパ教室、炊き出し訓練などの他、救急救命訓練をやったりしました。生憎のお天気。野外での催しは中止になりましたが、それでも多くの市民が集まって、楽しみながら真剣に、訓練に参加してました。
各所の避難ビルを確認し、はりまや橋小学校へ集まってきた皆さん。校舎の上の避難所を確認し、最終的に体育館へ。
体育館のステージ上では、スクリーンで、南海トラフ地震対策啓発ドラマ「その日。その時・・・」というのをエンドレス上映してました。初めて観たけど、これはみんなに観ておいて欲しいドラマ。YouTubeで視聴できます。
ネットでは、高知県内の津波最悪想定のアニメーションが見れることは、以前にもご紹介しました。津波は、繰り返し何度も襲ってくる、というのが、その動画ではよく理解できる。
東日本大震災と、南海トラフ大地震。その一番の違いは、南海トラフ大地震の方が、直接的揺れが大きい可能性が高い、ということ。岡村先生が言うてました。
震源と、僕らが住んでいる場所が、近い。だから、最悪想定の場合の揺れは、東日本大震災の揺れよりも大きい。まず、大きく激しい揺れで被害を受ける。その状態で、津波から逃げる必要がある、ということ。
今回、高知県地震体験車というのが来てました。写真左手の車ね。これで、その南海トラフ大地震最悪想定という揺れ、体験してみました。実は、初めて。
最初にまず、大正12年9月1日に発生した関東大震災から。
なるほど。固定された机にしがみついてないと、体が飛ばされてしまいそうになる。凄いね、これは。そして次に南海地震。
ビックリしました。関東大震災よりもずっと激しい揺れ。多いな横揺れとガタガタという激烈な縦揺れに、身体はかろうじて机にしがみついている状態。すごい。体験できて良かった。体験しておかないと、わからない。
まず、このとんでもなく激しい揺れがくる。そして大津波。どちらもちゃんと想定し、対策してないと、大変なことになるな、と実感できました。
年々、いろんなことが積み重なっていく防災訓練。この練度を高めていくことは、決して無駄なことではない。いざ、という時の為に。
そして、その、いざ、という時は、いつ来るのかわかりませんが、必ず来ることは、決まっている。それがプレート型の地震。
訓練の準備に携わった各機関の皆さん、ボランティアのみなさん、ご苦労様です。こうやって訓練を積み重ねていくと、いざという時の避難所の運営も、スムーズにいくんだと思います。
とにかく、できることを、やっていく。