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肉桂の根っこ〔5536〕2018/06/12

肉桂の根っこ

2018年6月12日(火)晴れ

また、梅雨の晴れ間。よく晴れてますやんか。暑い一日になりそう。善き哉善き哉。

 

身近にあるのに迂闊にも気が付いてなかったこと、ある。ありますよね。つい最近にもそんな体験をしました。会社の、本社棟近くの植え込み。

もう、弊社に勤めて40数年になるハジメちゃんが僕を呼び止め、「見て見て、この木、ニッケイいうて知っちょったかよ?」。

知らんかったです。迂闊にも。

ハジメちゃん、その樹から少し離れた地面からニョキニョキっと出ている根っこを引き抜き、僕の鼻元へ持ってくる。おう。ニッキだ。

僕らにとってニッキとは、あの、緑やらピンクやらの強烈な色をしたニッキ水であり、皿鉢に乗ってくる三色羊羹のあの香りだ。

 

嶺北出身のハジメちゃんにとってニッキは、子供の頃のおやつ。樹の根元には、もっと太い根があって、その根っこの皮を剥いで嚙る。それが子供の頃のおやつだったというハジメちゃん。なるほど、この細い根っこの匂いを嗅ぐだけでも、ちょっと嬉しくなってきますきんね。

 

今は生薬とかに利用されるニッケイ。肉桂。シナモンとは、似てるけど少し種類が違うんだそう。そりゃあそうだ。あのニッキ水や三色羊羹の安い匂いはニッキ。シナモンとは、もっとお洒落なものであるイメージ。同じにされちゃあ困る、イメージだ。

 

あの、駄菓子屋で売っていたニッキ水、好きではありませんでした。そりゃあ、ラムネとかサイダーが美味しい。ニッキ水は、子供の頃からニッケイの根っこを齧っていた少年少女の、刷り込まれた味覚を刺激する飲み物だったのだろうか。駄菓子屋に必ず置いてあったということは、まあ、よく売れていたということだから。

ウィキを見てみると、今も年間40万~50万本作られているんだって。すごい。月間4万本というのは、なかなかの数字です。

 

でも、今からすると、子供向けの風味ではないですよね、ニッキ。だからあの頃、やたらと甘いものが世に出回り、甘い=うまい、という世の中になっていたのだと思う。ニッキやハッタイコが子供のおやつで、イタドリを折り取って齧りながら遊んだ世代にとって、甘い、というのは憧れだったのかも知れません。

で、甘い食べ物が氾濫するようになった今。逆にニッキ水のような味が懐かしく、郷愁のスイッチを押してしまうのかも知れませんね。いや、月間4万本とは。あの、合成着色料をふんだんに使用した飲み物がね。現代にね。面白いもんです。一時、天然着色料に変えたところ不評で、また、あのドギツイ合成着色料に戻したとウィキに書いてあるのも、さもありなん、だ。

 

写真では、手前に地面から出てきた根っこ。向こうに立つのがニッキ、ニッケイ、肉桂の、樹。夏空がよく似合う、肉桂の樹。

 

クールとニッキの浅田飴、というCMソングを思い出す。で、You Tubeで探して見たら、こんなのを発見しました。こんなんありましたっけ?

ニッキも、こうなると、なんか、すごい。


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