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土佐あかうしと指揮所壕と平和〔5517〕2018/05/24

土佐あかうしと指揮所壕と平和

2018年5月24日(木)良いお天気

昨日の雨が嘘のよう。爽やかに晴れ上がった5月の朝。まさに、風薫る。今日は暑くなるとの予報。

上岡八幡宮の紫陽花も、もう青い花を咲かせてました。

 

で、今日は東京。業界の寄り合い。久々の、東京。会社から空港までは、自転車。3代目折りたたみ号。1号機は白い折りたたみ号、2号機は黒い折りたたみ号でしたが、3代目はベージュの折りたたみ号。緑の中を走ると爽快爽快。空港までの10分、十分楽しませてくれる、僕の自転車。

 

空港の北側は、高知大学農学部。いや、違う。今は農林海洋科学部でしたっけ。でも、今もバス停は農学部前だし、みんな、この場所のことをシンプルに「農学部」と呼んでます。

その農学部では、土佐あかうしの研究も積極的に行われてます。空港のすぐ北側に放牧場があって、いつも、我らの土佐あかうしは、そこで草を食み、のったりまったり。今朝もたくさんのあかうしがのんびりと過ごしておりました。

牧場の緑。土佐あかうし。空の青。風薫る五月。

 

そうそう。一昨日のにっこりに、雌牛を蚊が嫌がるので、牛乳を飲んで寝ると蚊に刺されない、という話を書いたけど、エビデンスは取れてません。ネットで調べまくってみても、そのことを書いているページは一つだけ。う~ん。これは確証がないので、今度、蚊がプーンと飛ぶ夜、牛乳を飲んで寝てみましょう。何事も実証実験が大切だ。

今朝の牛たちにはハエや蚊もたかってなくて、穏やかに静かにのったりまったり。平和だ。

 

今、飛行機の中では、宮本常一さんの文庫本、読んでます。イザベラ・バードという英国人女性が、明治の初期、一人で日本各地を旅行した際に書いた「日本奥地紀行」という本を、宮本先生の視点で読み解いた本。外国人から見た、まだ江戸時代の風習がそのまま残る日本。その民俗。それを歩く巨人と言われた民俗学者、宮本常一さんの視点で読む。

バードさん、各地で、蚤と蚊に悩まされている。どうやら、かつての日本、今では考えられないくらい蚤や蚊が多かったらしい。

時代劇とか、もっと古い時代の映画とか観てると、旅する女性は、笠の周りに紗の布をつけてますよね。あれ、虫除け。なんか、宗教的理由とか、奥ゆかしさとかがありそうな感じに見えるけど、目的は単純に虫除けだったらしい。

今の、農作業する女性がやっているのは日除け。違う目的のものだったのだ。

ああいった虫除けをしないと、とてもではないが、蚊やアブ、蜂などの虫の攻撃から身を守れなかったという時代。バードさんも、幾度も虫に刺されたりしたらしい。

 

それはともかく、放牧場の土佐あかうし。

この緑色のフェンスは、ここにある戦争遺跡を囲うフェンス。左端に写っているコンクリートが、その戦争遺跡の一部。現在の高知空港も、高知高専も、高知大学農林海洋科学部も、全部、海軍高知航空隊の基地でありました。そして、ここに、海軍航空隊の指揮所壕があったと言います。米軍機の攻撃にも耐えられるような地下構造になっているんだと思う。外観はこんな感じ

今は誰にも気付かれず、牛が牧草を喰む平和な風景の中に、静かにたたずんでいる。

 

さあ。飛行機は青い夏空と海の間を飛んでゆく。美しい、平和の風景。良い朝です。


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