雨の命山を考える〔5506〕2018/05/13
2018年5月13日(日)雨
日曜日というのに、雨。朝からしっかり降り続く。朝のうち、少し走ってきました。言うまでもなく、雨の中を走るのは大好きなので。
で、今朝は雨中の桟橋方面を色々と走ってみました。街中RUNは、気付きが多くて飽きません。いや、ホント。
色んな発見があったり、興味深い張り紙を見つけたり。
発見したのは竹島川の「起点」。今まで、江ノ口川の終点とか本江田川の終点とか芳原川の終点、介良川の終点、金谷川の終点などなど、たくさんの川の終点起点を紹介してきた、このにっこり。高知県の河川管理で、その管理する範囲を定めているんだと思う。で、はらみマリーナから少し西へ入ったところにある橋に「竹島川 起点 高知県」と書かれたプレートを発見したのである。あります。
それでは終点もあるはずだ、と、竹島川を深谷の奥まで遡上RUN。でも「終点」は発見できませんでした。
その途中、川沿いの大きな栴檀の樹のたもと、小さな祠が祀られてあり、その横に張り紙。
「お金をここに入れないでください。昨年から子供がここのお金をぬすみ、マッチを大量に買い、火をつける事が何度もおこり、警察も知っています。子供達に更にぬすみぐせをつけ、悪い事を又させない様、ここにお金を入れないでください。」
う~ん。考えさせられるね。神様の樹の祠。
考えさせられながら、竹島の痕跡、中堤を走って、ここ。竹島公園。
あの大震災から7年目の今年3月11日、高見山のライオン岩から撮影した、命山。正式名称は命山ではないけど、津波の浸水から避難するための人口高台「命山」が、高知で初めて整備されているのであります。あの時、現場に貼られていた工事概要では、あの次の週に完成することになっていた。
だから、今日はその命山のてっぺんから撮影してみよう、と思って雨中ここまで走ってきたんですね。
ところが。まだ、フェンスに囲まれて立ち入り禁止。どうやら、植栽とかの、公園としての体裁を整えているらしい。完成が待ち遠しい「命山」。
で、今日は雨。
高知県が整備した防災マップによりますれば、この地点での浸水深は2~3m。7mの高さの「命山」は、十分の高さを備えてます。
しかし、たぶん、長時間水が引くことはないと想定されている、竹島町。こんな雨の日だったら、長時間、雨に打たれながら命山の上に滞在することになるのか。そんなこと考えると、あのてっぺんに屋根、欲しくなってきました。普段から、市民住民があの小山のてっぺんの屋根の下で、風を受けながら寛ぐ。憩う。そんな、場。
人間の想像力には限界があるけど、色んな条件の時に色々と想像してみることは、大切でしょう。雨の中、命山にやって来て。そんなことを思いました。
雨中RUN、心地よいし有意義だし、ストレス解消には一番。良い朝だった。