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ホノギとは〔5502〕2018/05/09

ホノギとは

2018年5月9日(水)五月晴れ

昨日は1日降りました。しっかり。そして今日は五月晴れ。

朝、3時前に出勤してきましたが、その時間帯にはまだ、細かい雨が少し残ってた。でも夜明けとともに雲がどこかへ飛んでいき、見事な青空。爽やか極まりない朝になりました。ここはいつもの野市、上岡八幡宮。

ひと雨降ったら、一気に緑が濃くなった気がする。間違いなく濃くなりました。こうやって初夏から夏へと季節は移ろう。まあ、まだ、梅雨がありますけんどね。

 

鎮守の森。

毎朝お掃除してくれるおじさんのお陰で、いつも美しさが保たれている境内。この境内で深呼吸するだけで良い。それだけで、生きる幸せを実感できます。大自然の中に抱かれることが生きているということ。生命とは、そういうものだと思う。

こないだご紹介したように、手水舎は工事中。参道の真ん中のブルーシートに包まれているのは水盤。手水舎が完成するまで、あそこに置かれているんだろう。肝心の手水舎は、左右の構築物が工事中でブルーシートを被せられ、その上に建設会社の名前が入ったテント。さあ。どんな手水舎が完成するのか楽しみ楽しみ。

 

で、ここの正確な住所は香南市野市町上岡 字手水屋敷2538番地。

この「字手水屋敷」は、現代の住居表示では表記されない部分。旧い字(あざ)名は、表記されないのが普通だから。この字(あざ)のことを、今まで普通に「ホノギ」と書いてきた、このにっこりひまわり。小字などのことをホノギと呼ぶから。でもね、全国的にそうではない、ということに、なんと、今朝気がついた。標準語だと思っていた「ホノギ」。

「ホノギとは」などと検索してみると、高知県の記事ばかりでてくるではないか。もしくは愛媛県。一般的には使わないのか、ホノギ。知らんかった。

柳田國男は、中国四国地方で、小字よりも小さい単位の集落にホノギを使うことがある、などと述べているらしいけど、どうも正確ではないね。土佐では、小字くらいのものがホノギだし。

 

なんと言うても、長宗我部地検帳の功績が、大きい。

天正の頃。つまり秀吉の時代、教科書にも載ってる太閤検地というものが行われた。行政手腕についての毀誉褒貶が激しい秀吉ですが、徳川幕府は、秀吉が始めたことを踏襲している部分も多いですきんね。太閤検地は、徳川政権にとって非常に便利かつ重要なデータであったと思う。やはり秀吉は、長い太平の世を志しては、いた。

その太閤検地の時代、土佐では、長宗我部元親さんが大規模な検地を実施。その成果物が、今も残る長宗我部地検帳。計り知れない恩恵を、現代の我々に与えてくれます。その地検帳を見ると、当時のホノギ名がよくわかる。それを地図に落とし込んだら、当時の風景も見えてくる。

 

いや、手元に地検帳がある訳ではないので、「手水屋敷」というホノギ名がそれに書かれているのかどうかは知らない。でも、土地と地名の結びつきは簡単に離れない。ホノギ名、小字名で、その場所がかつてどんな風景であったかを伺い知ることは、できます。

そんな訳で手水屋敷。

野中兼山以前の時代。現在は、この小山の東側に豊かな水量の用水が音を立てて流れているけど、それは野中兼山先生以降にできた水路だ。それ以前、手水には、どうやって水を引いていたんだろう。井戸があったのか。その井戸に屋根が掛けられ、小屋となり、だれか有力者のお屋敷になったのかも知れませんな。

 

今朝は「ホノギ」が全国的一般名称ではない、ということを知りました。日々是勉強。知らんかったことを、ひとつづつ、知っていく。嬉しいこと。

でも、忘れていくことの方が多い今日この頃なので、忘れるのに覚えるのが追い付かんのがね。ちょっとね。

まあ、良い朝です。さあ、仕事仕事。


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