靖国神社の大村益次郎さん〔548〕2004/10/15
2004年10月15日(金)ド快晴!
今日は朝から出張で東京。と、申しましても、今は名古屋まで下って来ちょりますが。
乳業関係の諸団体が入居する乳業会館は、東京の九段にあります。今日はその界隈へ行っちょりましたので、いやでも目立つ靖国神社の大鳥居の近くまで行ってみました。昔東京に4年間住んだことがあるのですが、この辺りにはとんと足を踏み入れたことがありませんでした。武道館すら行ったこと無いんですね。
で、色々とややこしい靖国神社も、どんな所かよく知りませんでした。この立派な銅像、誰の像かご存知です?維新で活躍した大村益次郎さんなんですね、これが。ちょっと意外な感じがするヒトもいるんじゃあないでしょうか。
昔NHKの大河ドラマの主人公にもなりました大村益次郎は、村田蔵六という名前でも有名な兵学者でございます。長州藩の生まれで、緒方洪庵などに師事した後、西洋流の軍学の第一人者となります。
戊辰戦争では、明治政府の「軍務局判事」という役職で活躍しました。その後兵部大輔(防衛大臣かな?)に任じられますが、西洋式を推し進めるのが気に入らない不満士族に恨まれて襲われ、その怪我がもとで亡くなってしまいました。
なんでその大村さんの像がここ靖国神社にあるのか?
それは、もともとこの靖国神社が、戊辰戦争の戦没者を祀る「東京招魂社」として創建されたもので、大村益次郎がその創建に尽力したからなんですね。
現在は色々ややこしいことになっちょりまして、ややこしい利用のされかたをされよりますが、元々はそんなお話やったがですね。