情報機器と、人〔5470〕2018/04/07
2018年4月7日(土)曇り
それにしても、何の違和感もなく、こうやって当たり前のように使っている電子機器の数々。なかったら大変になる訳だけど、ついこないだまでは、なかった訳で、そんな、なかった時代のことを忘れ果ててしまっている自分に驚いてしまいますよね。
スマホ、タブレットはスティーブ・ジョブズの作品。地球上の生活スタイルを変えてしまった。
その前は携帯電話。これが普及し始めてから、まだ20年。覚えてますもん。四国セルラーの携帯電話を使い始めた時、30歳代後半だった。通常業務は終了ポケベルの頃。
ポケベルに、メッセージ表示ができるようになったのは画期的でしたね。これで業務が大幅に効率化できる、と、話題になりました。
僕が入社した時代は、ポケベル。音がピーピー鳴るだけのね。営業は、皆、公衆電話のある場所が頭に入っていた。
場所と言えば、カーナビも、もちろんスマホも無いので、車には地図の本を持っておりました。知らない場所へ行くのには、地図を睨みながら。
パソコンを弊社に導入したのは、僕が30歳くらいだったと思う。DOS/V機が出回り始めた時代。
数年して、営業にはデスクトップのPCを割り当て、ネットワークで繋ぎました。屋根裏を這いずり回ってLANケーブルを引き、自己流でTCP/IPを割り振ってね。
それまでは、全部、紙ベースで仕事してました。計算は電卓叩いて。
電卓は、当たり前に存在したけど、僕らよりも上の世代はソロバン。何人も、ソロバンの達人が居りました。
こうやって、世の中は便利になってきたのであります。
でもね。時々、思う。画期的に便利になったけど、楽ちんで豊かになったんだろうか。仕事の能力は上がったんだろうか。
結局、人間。
それにしても。
手書きで書く、キーボードで打つ、スマホで打つ。これはもう、僕らみたいに文体が確立してない素人にとって、決定的に重要であることが、体感できました。何で書くかによって、文体が違ってきてしまいます。ホントです。
スマホの場合、ふた文字くらい入力したら、いっぱい候補の単語や熟語が出てくるので、つい、それから選んでしまうもの。
やっぱし、僕は、キーボードから書くのが、考えや文章が整理できで、好き。
高校からの友人で、某公共放送のディレクターやプロデューサーをやったM君は、手書きでないと創造的な仕事ようせん、と言うておりましたな。
まあ、道具。
結局は、人。
こうやって、使い慣れてないデバイスで作業してますと、つくづくしみじみそんなこと、考えてしまいます。ああ。目がチカチカしてきた。今日もこれっぱあにしちょこう。