みえる、みえる。〔5450〕2018/03/18
2018年3月18日(日)薄曇り
今日の高知、観光客さんも多い。暖かい春の日曜日。
桜の開花宣言があってから、あちこちのソメイヨシノが一斉に咲き始めてます。もう、7分咲きくらいのもありました。
今日は秦泉寺。僕が、中学校の終わりくらいから高校卒業まで過ごした場所。青春の思い出が詰まった家でもあります。
その庭には、ソメイヨシノの樹がありますが、今朝はまだ咲いてなかった。そう。あの桜はいつも遅かった。
しかし、大きなひょうたん桜は見事に美しい。ソメイヨシノよりは少し早く咲くひょうたん桜。
ひょうたん桜と言えば、仁淀川町、旧吾川村のひょうたん桜、有名。今日もたくさんの人が訪れているのでしょうか。樹齢500年、樹高21m、根元廻り6m、高知県指定天然記念物のひょうたん桜の古木。その存在感は抜群で、そのひょうたん桜公園の住所は「高知県吾川郡仁淀川町桜」ですきんね。山の中なんで、まだ咲いてないかも知れんです。
基本、ソメイヨシノとかは成長が早くて寿命も短い。50年くらいで盛りを過ぎ、弱っていくとされてます。そんな中、ひょうたん桜は樹齢500年。
でも、成長は結構早いようです。家のやつは、母が、苗木から育てたものなんだけども、今は屋根の遥か上にまで枝を張り巡らして大きな大きな樹になりました。でも、長寿の桜なんだって。
高知県人にとってはひょうたん桜ですが、一般的にはエドヒガン。江戸彼岸。ソメイヨシノの片親なんだそうですね。なるほど。
桜咲いたと言えば、サイタサイタ サクラガサイタ。戦前の尋常小学校で使われた国語教科書の、一番初めに出てくるのが、これ。丁度、僕の母とかがそれを使った世代。この、家に咲く桜を見て、母はそんなページを思い出しているのかもしれない。
では、大正世代に有名な国語教科書のはじまりは。
ハナ ハト マメ マス
これ。たぶん、亡き父は、これだ。
では、僕の時はどうだったのか。
もうね、鮮明にね、覚えてます。追手前小学校1年2組、松島先生に習った国語の教科書の最初のページ。
みえる みえる
これでした。男の子と女の子が、丘の上から街を見下ろすイラストも、覚えてます。もちろん実家にも、もうそんな頃の教科書が残っているはずもなく、その後のページがどう続いたのかはわからない。ここまで出てきてるんですけど、出てこない。
そこでネットで調べて見る。
はるみさん、はい。
そうだ、そうだった。
まわる、まわる、たのしいな。
そうそう。それそれ。
街で、小学校の時の同級生に会いました。同じく追手前小学校出身の妹さんと一緒に、日曜市を歩いていました。今日は、今住んでいる徳島から、わざわざ門田精肉店でお肉を買いに帰って来たんだそう。学校の近所の門田の肉屋さんが店じまいする、というニュースは、追手前小学校の僕らにとっては重大ニュースなのだ。
実家で桜を見て、小学生の頃を思い出す。そんな春の日曜日。