地域へのかかわりと、感謝〔5393〕2018/01/20
2018年1月20日(土)薄曇り
今朝も暖かいです。昨晩、お客様の新年会にて、隣に、同学年の友人が座りました。なんでも、そのおうちは旧家で、江戸時代からの建物がそのまま残り、そこに住んでいるんだそう。こないだ、高知城歴史博物館の館長さんが、貴重なものが残ってないか、調べに来たんだって。
で、三条実美から山内容堂に宛てた手紙とか、貴重なものがたくさんあったことが判明。すごいではないか。いや、すごい。旧家、恐るべし。税務署に言うぞ~、と脅したら、それはヤメてー、と言うてました。
今日は第三土曜日。朝、会社の周辺をお掃除する日。
工場を稼働させて頂いている、ということは、地元の皆さんに大変にお世話になっている、ということ。なので、何かお役に立てることはないか、ということで始まった、第一、第三、第五土曜日の朝の清掃活動。随分と、地元の方に声をかけて頂けるようになりました。ありがたいこと、ありがたいこと。
営業の朝礼で、企業理念に基づいた行動についての発表があるのですが、昨日の当番、D課長から、物部川の河川敷でもで、地元の皆さんをご招待して、弊社社員と一緒にバーベキューなどをする「ひまわり祭り」をやりたい、という意見が出てました。ああ。それ、やってみたい。いつかやりましょう。
ここは、会社の北。以前にも一度ご紹介したことのある、土電安芸線の鉄橋痕跡が、目の前にあります。ここを、昔、電車が走っていた。その向こうに土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の高架。その向こうの黄色い人物は、ゴミ袋を持って掃除にでかける弊社の社員さんだ。
地理院地図で、航空写真を見てみよう。現在の航空写真が、これ。そして1961年~64年の写真がこれだ。現在の土佐くろしお鉄道ごめんなはり線と、かつての土電安芸線の路線は、微妙に違うところを走っていて、鉄橋の位置も違うことがわかります。弊社の南国工場ができたのは1965年。なので、この航空写真に写っている弊社の建物は、まだ工事中のもの、ということになる。これは貴重な貴重な航空写真。
会社の西側に、物部の集落。この集落の辺り、昔の航空写真と見比べてみても、あまり変わってません。つまりここはとても古くから存在する、歴史ある集落であることが、わかります。昨夜の友人ではないですが、貴重なものを所蔵する旧家もあると思います。物部川の対岸、野市の風景の変わりようと、対照的。野市は、古くからの集落と、新しい宅地が入り乱れていることがわかりますね。
つまり。
我々は、古い古い歴史を持つ集落に、お邪魔させて頂いている、という構図が、この二つの写真から見て取れます。新参者。だから、地域の皆さんに愛され、受け入れて頂けるように努力するのは、当然かも知れない。
古いコミュニティと、新参者。この航空写真を見て、今一度、地域の大切さを心に刻んでおこうと思いました。