方丈記とダイヤモンドクロス〔5392〕2018/01/19
2018年1月19日(金)晴れ
ああ。ぬくい。春のような朝。
今朝も机の上からお届けしましょう。本社棟2階の、僕の机。手前の冊子、わかりますでしょうかね。これ、方丈記。
こないだの日曜日、金高堂さんをうろうろ楽しんでましたら、「えんぴつで◯◯」シリーズが平積みされてました。ポプラ社発行の、ロングセラー。
色々あります。「えんぴつで奥の細道」「えんぴつで徒然草」「えんぴつで百人一首」などなど。
まず、お手本。内容解説。そして薄い字で書かれたお手本があって、その上を、鉛筆でなぞる。ただそれだけの、本。
僕は字が下手なので、字の練習にもなるし、古典をじっくりと楽しめるし、何より、集中力を高めることができるんではないか、と思い、買ってきました。迷わず「えんぴつで方丈記」。
方丈記の、その深淵にして哲学的な内容は、じっくりとえんぴつでなぞるのにピッタリだと考えました。
開いているページは、第一日目。
そう。毎日、少しづつ進んでいくしつらえになってます。右側がお手本。左側が、僕がなぞったもの。これね、なかなかの集中力を必要とします。また、こうやってなぞることで、一つ一つの言葉に込められた思いとかを、しっかりと確認、体感することができる。これは良いぞ。
あまりにも有名な、方丈記の書き出し部分。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世中にある人と栖と、又かくのごとし。
これはもう、宇宙だ。宇宙の真理。この文章を読み、書き写して、壮大な宇宙に想いを馳せる。なんだか楽しいし、身体にエネルギーが満ちてくるような気がするではないか。
PCに表示されている動画。これは、ダイヤモンドクロス委員会が作成したトリプルクロスという動画のYouTube。今朝の高知新聞に載ってましたよね。はりまや橋の交差点は、世界的にも珍しい、電車の交差点。あのような交差点をダイヤモンドクロスと呼ぶんだって。極めて珍しいものだと言います。で、月に数度だけ、朝の特定の時間帯に、こうやって電車が3台クロスする場面を見ることができ、それをトリプルクロスと名付け、動画を撮って楽しんでいるのが、ダイヤモンドクロス委員会なんだって。
「高知新港に立ち寄る客船も増えている。世界の人にトリプルクロスのすごさを知ってほしい」と目を輝かせている。
という、この委員会の方の前のめり感満載の紹介が、新聞に書かれてます。う~ん。僕はすごいと思うけど、何がすごいのかわからん方も多いでしょうな。
人それぞれ。想いや好みは人それぞれ。だから、この世界は面白い。
色んな想いが生まれ、絡み合い、消えてゆく。かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。