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直木賞と読書と最強チーム〔5391〕2018/01/18

直木賞と読書と最強チーム

2018年1月18日(木)薄曇り

暖かい朝。今朝もシビコオリません。風邪もすっかり快癒したようで、心地良い朝を過ごしております。

 

さて。第185回芥川賞と直木賞が発表になりましたね。以前にも書いたことあるけど、どうも純文学系、人の内面を抉り出す系は苦手で、痛快丸かじりの直木賞の方が、性に合うている私です。で、今回の直木賞を受賞したのは、門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」。おう。門井慶喜だ。

別に知人という訳ではなくて、ついこないだ、万城目学との対談本「ぼくらの建築デラックス」を読んだばかりだったので、嬉しくなった次第。

とてもとても近代建築に造詣が深く、そして近代建築を愛しているのがわかる、門井慶喜。建築の薀蓄を語り始めたら止まらない。これはなかなか面白い作家だぞ(読んだことないけど)と思っていたら、直木賞。これは読んでみなくっちゃ。

直木賞が好きと申しましても、そんなに読んでいる訳ではありません。

第一回直木賞受賞作品は、川口松太郎の「鶴八鶴次郎」。これ、読みました。面白いんだけど、今の感覚でいうと、少し違う。なかなかすんなりと中へは入っていけない感じ、と申しましょうか。

川口松太郎さんは、大映の専務もやり、脚本も書いたマルチな人物。

そうそう。直木賞受賞作家には、マルチな方、多いと思う。門井慶喜の建築マニア振りを見ていても、そう思います。

今まで読んだ直木賞受賞作で、僕が好きなのは、言わずと知れた坂東真砂子さんの「山妣」。あと、宮城谷昌光の「夏姫春秋」も印象深かった。

ともあれ、「銀河鉄道の父」、読んでみなくっちゃ。

 

読書と言えば、一昨日、風邪で寝ているときに、「10年勝ち続ける最強チームの作り方」というビジネス書を読みました。あまりビジネス書は普段読まんのですが、仕事中に風邪で寝ている、という後ろめたさからでしょうか、すんなりと読めました。いや、面白い。

アメリカの、コーチングで実績をあげた人物が書いている本。なので、徹底した数値分析とか、行動科学の本かと思ってたら全然違う。

そういう、いわゆる、統計を駆使したセイバーメトリクスのマネジメントは、まあ、当たり前の大前提。しかし勝ち続けるチームには、もっと大切なことがある、という話だ。

ふむふむ、と思って読み進むと、チームにどれだけヘルプ・ザ・ヘルパーが居るか、ということが重要だと言っている。自分を犠牲にしてでも、周囲の誰かの役に立つ、手助けになる、といったことを考えて行動する人がたくさん居るチームは、強い。とんでもなくかいつまんで言えば、そういうこと。

なるほど。

なぜ、広島カープが連覇できたのか。そこに新井さんという、ベテランで実績十分なのに、自分を犠牲にして周囲を盛り上げる選手が居るではないか。チームの中に、あの新井さんが必死に、自分を犠牲にしてやっているのに、若手の僕たちがやらない訳にはいかん、という好循環があった、と言います。だから強い。これだ。

 

そしてこの理論、ネッツトヨタ南国の横田相談役などの、従業員が自分で考え、助け合い、そして働く中で幸せを見出していく組織の重要性を説く、あの考え方に通じるではないか。

人がすべて。

アメリカの、先端を行くコーチング理論に、人が自発的に助け合う組織の話が出てくるのは、意外だった。個人主義の強い、能力主義が当たり前のアメリカで。でも、強いチームというのは、万国共通、同じ理由で強いのだと思う。

風邪で寝なかったら、ここに気付くこともなかったかも知れません。

世の中、これだから面白い。


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