潮江天満宮、食事中のハト〔539〕2004/10/06
2004年10月6日(水)素晴らしい秋晴れ!
今朝は本当に良いお天気になりました。これぞ「秋晴れ」。天高く馬肥ゆる秋、ですな。澄みきった青い青い空がとてもきれいです。
高知の生んだ偉大な文人物理学者寺田寅彦さんの「天災は忘れられた頃来たる」というのは人類に対する警告のことわざになっちょりますが、この、「天高く馬肥ゆる」というのも、元々は警告のことわざやったがやそうです。
昔中国内陸部では、中央アジアで放牧生活を営む遊牧民(蒙古などに代表されますね)との共存が大きな課題でした。
秋になって、中央アジアの草原で放牧される馬が食欲を回復して肥えはじめ、その体力抜群の馬に跨がって遊牧民が中国内陸部の農地へ略奪にやってくるのが常態化しちゅう時代があったのです。そこで、この言葉で、農民達は気を引き締めて、迎撃態勢を整えたのであります。
現在では「天高く馬肥ゆる秋」は、食欲の出て来る秋に、食べ過ぎで肥えるのに注意しましょうね、という警告になっちょりますな。
写真は、いつもの潮江天満宮の本殿前の木。最近、この木に丸い小さな実が稔りはじめまして、その実を食べに、たくさんのハトがやって来るのです。普通のハトです。小鳥ではないので、たくさんのハトが一つの木に集ってゆっさゆっさバタバタやる様は、なかなかの迫力ですね。この写真を撮影したときも、5~7羽のハトがここでお食事中でした。