ミニ八十八ヶ所、結願〔5366〕2017/12/24
2017年12月24日(日)晴れのち雨
朝は良いお天気でした。今日は色々と忙しいので、早朝に起き出して五台山。そう。一週間前、突如思い立って走りに行った五台山ミニ八十八ヶ所の結願を目指し、6時前に家を出たイブの朝。
まだ暗い車道を駆け上がり、頂上へ。そして竹林寺さんの境内。
一週間前は、五重塔の裏手の山中にある36番札所青龍寺で、日没サスペンデッド。なので、今朝は37番から。
あの後、五台山ミニ八十八ヶ所を廻ったことがあるという同級生のまーくんから、ネットで手にいれたという地図が送られてきました。さすが、まーくん。
まーくんとは、中学校1年生の時からの友人。同じブラスバンドで、こないだ書いたように甲子園出場の際に一緒に高野山のケーブルカーに乗りに行ったのも、まーくんだ。Y君が、まーくん。僕と同じメンタリティを持つ彼は、山中をたつくるのが好きで、五台山ミニ八十八ヶ所も既に結願済みだったのだ。さすがまーくん。
お陰で助かりました。
彼からの地図がなければ、37番にはたどり着けなかった。前回、いくらヘッドライトでたつくっても探し当てることはできなかったでしょう。朝まで。だって、納経所で渡してもらった地図とはかなり離れた場所にあったんだもん。37番岩本寺。
で、このかなり正確な地図でもなかなかわかりにくい。行ったり来たりしながら、10時近くまでかかってしまいました。
どういう理由か知らんけど、順番通りには札所、並んでないんですね、これが。行ったり来たり。急坂の山道を20mくらい登って、25mくらい降って、30m駆け上り、40m下る、みたいな場所もある。
普通、このミニ八十八ヶ所を巡られる方は、順番通りには廻らんようです。飛び飛びで、回りやすいように巡る。でも几帳面な僕は(嘘です)、今回は順番にこだわりました。お陰でかなり運動になった。この札所の順番には意味があるんでしょうね。まさに、修行だ。
今回、勉強になったのは、五台山の奥深さ。行ったこともなかった、見たこともなかった五台山を知ることができた。そして、五台山は思っている以上に巨岩の山である、ということ。各所に巨岩があり、その巨岩に鎮座まします札所も多い。ビックリするような巨大な岩もありました。
そして、五台山は信仰に満ちている、ということも、よくわかった。
それから、ご本尊によって異なる真言。
多かった薬師如来の「おんころころせんだぎまとうぎそわか」は覚えてしまった。十一面観音、大日如来が多いことも、体感できました。
写真は結願霊場、八十八番大窪寺。
五台山の東端、屋頭から上がった少し平かなピーク。ここに、87番長尾寺と、88番大窪寺が、並んで僕を待ち構えていました。清々しい達成感。
頭に手拭いを巻いているのは、理由がある。
80番だか81番だかを巡って斜面を降りている最中、五台山に多いスモモを這わせるパイプ棚から突き出した針金に頭をぶち当ててしまい、少し出血。痛かったです。とても。
タオルを当てると血が少し出てたので、ああやって頭に巻いていたのであります。
でも動物の免疫系はたいしたもんで、いつの間にか出血も収まり、なにごとも無かったかのようないつもの頭部に戻ってました。すごい。
そんなことも学習しつつ、10時前に結願。
これは、次回も地図なしでは無理だ。もっと早くは巡れるだろうが。
文政期につくられたという五台山ミニ八十八ヶ所は、今も、巡る人が絶えないとのこと。
残っていくものには意味がある。そう。時代を超えて残っていくものには、残っていくだけの、意味があります。また、いつか巡ってみよう。