函館の朝〔5308〕2017/10/27
2017年10月27日(金)晴れ!
そんな訳で函館。良いお天気だ。昨日、東京から新幹線に乗ってやって来ました。北海道新幹線。東京を出発したときは満席で、デッキまで立ったお客さんが溢れる状態でした。しかし仙台でかなり降り、新青森でほとんどのお客さんが降りたので、函館まで乗った乗客は少なかったです。なるほど。そんな感じか。
昨日は北海道乳業様の工場を見学し、色んな話を伺いました。北海道の乳業メーカーと内地の乳業メーカーは、やはり、色んな意味で違いが大きい。同じ課題もあれば、その地区特有の課題も。勉強になります。
そして今日は、600頭規模の酪農家さんへ。感心したことも多かったですが、印象に残ったのはバイオマス発電。うまく、自然の循環を利用して、効率的で衛生的、かつ、環境負荷が少ない経営をされている。社長の信念も、よく理解できました。やはり、メガの酪農家さんは、それぞれ考え方が徹底してます。すごい。高知のメガ酪農家さんとも、また、違ってすごい。
ところで今朝は、5時前に函館港近くのホテルを起き出して、五稜郭まで走ってきました。
実は、これで生涯3度目の函館なのだが、行ったことありません。今回もそんな観光の時間がないので、早朝ランで行ってみることにした訳だ。
でもね。
五稜郭、早朝から函館の善男善女がウォーキングとかで集まる素晴らしいスポットであることは、わかる。紅葉も素晴らしい。でもね。あの五芒星の形状をした五稜郭の姿を体感するには、五稜郭タワーに登らんと見えんのだ。現地に立ってみても、その五角形は、わからない。そりゃあそうだ。
でも、本当に綺麗でした。秋の朝の五稜郭。
まあ、ペリーの圧力によって箱館が開港され、防衛の意味合いもあって幕府によってつくられた西洋式五芒星形状城郭、五稜郭というのは、よくわかりました。その後の函館戦争の舞台にもなったし、面白い歴史満載。
ホテルから五稜郭までは、約5km。本当なら走って帰らんといかんのだが、時間が無いなってしまいました。ホテルの朝食を食べんといかん。
いやね。
普段、出張で泊まったホテルでは、朝食を取りません。東京なら築地、というように、現地でしか味わえないものを食べるのが、出張の朝だから。
今回も、函館朝市かどっかで食べようなどと思ってました。まあ、朝市はかなり観光地化されてるので、港沿いの卸売市場の食堂でも良いかな、などと思ってた、函館の朝。
ところが今回泊まったホテルは、北海道乳業さんの手配で、「旅好きが選ぶ!朝食のおいしいホテルランキング」で7年連続北海道第1位、全国でも第2位という、朝食が有名なホテルだったのである。簡単には取れんらしいですね。知らんかったです。北海道乳業さん、ありがとうございます!
で、今朝の出発までにそのホテルの朝食を食べなくっちゃ、ということで、途中から路面電車に乗って、帰って来ました。とでんの電車に似てますね。でも、函館の路面電車。向こうに函館山は見えてるの、わかりますでしょうか。
朝食はバイキングで、おいしかったです。詳しくは書きませんけど、これの、全国第2位の朝食。勉強になりました。
函館は、歴史的にも非常に面白い土地であるし、地形地質も興味深い。あの函館山は火山の噴火でできた島で、函館駅があるこの界隈に土砂が堆積して洲となり、いつしか島が本土と繋がった。そこにできたのが天然の良港、函館港。
函館空港のあたりの海岸の曲線は、カルデラによるもの。津軽海峡にある火山が数万年前に爆発してできたカルデラだ。だから、温泉も、ある。
そんなこんなもいっぱい書きたい函館ですが、お腹いっぱいで書けません。
北海道の酪農乳業の有りよう。取り組み。未来。僕らとの関係。これも非常に奥が深くて勉強になりますが、今日はこれっぱあにしちょきます。お腹いっぱいで、書けません。
でも。秋の北海道は、本当に美しかったです。