NHKの受信料と、高知への愛の誓い〔5282〕2017/10/01
2017年10月1日(日)薄曇り
昨夜のブラタモリ高知編、いかがでしたでしょうか。タモリさんも言うてました。どうやら一番楽しんでいたのは私らしい。確かに。いや、本当に楽しかったですきんね。
とにかく、日本放送協会恐るべし。ディレクターさんの能力もすごいし、取材力、構成力もとんでもないし、そして、制作にかける手間の凄まじさ。まあ、詳しくは書けませんが、絶対に忘れることなく受信料は払おうと、誓ったことでした。
タモリさんはあのまんまの素敵な方で、僕らにも細やかな気遣いをしてくれる、大人の大物芸能人さんでした。お陰で、時間が経つとともにリラックスでき、個人的にはとても楽しい会話を楽しむことができたのであります。本当にありがとうございました。
で、タモリさんとは、当然ですが、番組で紹介された他にもたくさんのお話ししてます。あの45分の中ではとても紹介しきれない、貴重な会話の数々。
今日は、午前中、北山を走ってきました。正蓮寺の、山。正蓮寺ゴルフクラブがあるので、皆、正蓮寺と呼びますが、正しくは小坂峠。標高320mくらい。一気に駆け上がると心臓ばくばくで苦し心地良い峠だ。その峠から少し下った場所から撮影したのがこの風景。向こうに浦戸湾。その向こうに太平洋。
タモリさん、この東西に延びる山々に注目してました。プレート運動によってできた、東西に直線的に延びる山。その山が、浦戸湾のところでパックリ割れている。
もし、あのパックリがなければ、高知の城下は太平洋とつながらない。だから、龍馬も生まれず、薩長同盟は失敗して歴史は変わっていたのかも知れないのである。そんな重要なパックリ。
何故、あそこがパックリ割れているのかについては、タモリさんも、注目してました。
実は、高知県、室戸岬と足摺岬の辺りがどんどんと隆起しています。そして、中央部が沈降しているんですね。もちろんプレート運動が関係しているけど、そこには複雑な地質的事情がからんで、そんなになっている。
まあ、難しい話を簡略にすると、室戸と足摺を両手で持って持ち上げると、真ん中がペキっと折れた、みたいな感じでしょうか。ごめんなさい。地学的には暴論です。でも、そんな話にするとわかりやすいでしょ?いや、素人の妄想です。疑問に思ったらここはスルーしよう。
でも、そんな話もできる、タモリさん。あの東西の山の北麓を走る仏像構造線についてもね。
中央部の沈降で、ここに、山に囲まれた盆地のような、それでいて割れ目によって太平洋ともつながっている、高知の城下ができあがった。太平洋と直結しているのに、穏やかな良い港。過去、南海トラフ大地震による津波で幾たびも浸水したけど、あの東西の山が、大津波の直撃は、防いできた。そんな歴史も、語りました。
NHKさんのお陰で、この、とんでもなく貴重な経験をさせて頂きました。本当にありがたいこと。昨日も書いたけど、高知を愛そうと決意した結果が、ここにつながっている訳で、世の中は不思議がいっぱい。WHAT A WONDERFUL WORLDぜよ。
だから、高知で仕事をし、高知の皆様に愛して頂くために、これからも、高知のことを愛し、高知を大切に大切に想いつづけていこう、と、あらためて誓ったことでした。