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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

大野台地で地学〔5269〕2017/09/18

大野台地で地学

2017年9月18日(月)台風一過

そう。今日の高知は台風一過。良いお天気になりました。真っ青な空。海は台風で少し濁った色。高知は、連休最終日は良いお天気になりました。善き哉善き哉。

で、今日は田野。高知県安芸郡田野町。田野町の大野台地の上。眼下に見えるは田野、奈半利の街並み。なだらかな斜面の先っぽには羽根岬。あの岬を回ると行当岬、そして室戸岬。すべて、このような美しい海岸段丘の岬。

あのなだらかな斜面は、室戸岬を中心にして地盤がどんどんと隆起していることを物語ってます。地学的にとても面白い、とても楽しめる構造がひしめいている室戸岬界隈。世界ジオパーク認定は伊達じゃない。

室戸も隆起してますが、この大野台地界隈も隆起してます。南海トラフの大地震のたんびに隆起。この1000年で何メートルもね。地質年代で考えると、かなり急激な隆起ですな。

では、高知市界隈はと言いますれば、ご承知の通り沈降。南海地震のたんびにかなり急激に沈降し、そこに山からの土砂が堆積して形成されたのが、今の我々が暮らす平野なんですな。聞き飽きました?この話。何度も書いてますきんね。まあ、それはそれ。

 

この写真を撮った場所は、大野台地の台地上でも、かなり下の方。それでも標高は65mあります。この台地を地理院地図の土地条件図で見てみますれば、洪積台地。今風に言うと更新世段丘。100万年前からこっち、浅海底で、河川が運んできた土砂が堆積してできた地盤だ。

でも、普通、更新世段丘が見られるのは数十メートルまで。こんな標高が高い場所に、たかだか数十万年前の更新世段丘がある、ということは、普通、ない。何故なら、その程度の過去に、海水面の高さがこの台地の高さより高くなったことはないから。

では何故、こんなに標高の高い洪積台地、大野台地が形成されたのかと言えば、隆起だ。

室戸岬が隆起するのと同じく、ここも隆起した。だから、こんなに高い更新世段丘が出現した訳だ。

 

室戸市の西山台地、そしてこの大野台地は、洪積台地が隆起したもの。なので、いつかまた今より気温の高い地球になったとしても、ここは再び海底になることは、ない。洪積台地なので、稲作などよりも、芋などの栽培に適した台地。

何故、室戸を中心に高知県東部は隆起するのか。何故、高知市界隈の高知県中央部は沈降するのか。もう一つ言えば、足摺岬界隈も、隆起してます。

すべて、地球の営み。フリピン海プレートがユーラシアプレートに突き当たり、南海トラフで沈み込む。その圧力や、地下で起きる様々なとんでもない反応現象。そんな諸々が、この風景を生み出していうことは、間違いありません。

 

西山台地のお芋が美味しいのも、大野台地のオクラが美味しいのも、全部、プレート運動のおかげなのだ。

田野、大野台地へ来ると、いつも、そんな地球の営みに想いをいたし、感動する。

 

地学、好きですか?


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