夏休みの宿題と自由研究〔5218〕2017/07/29
2017年7月29日(土)蒸せる・・・
蒸せます。昨夜もまた、じっとり生暖かい空気が、身体を覆って動かない。じとじと暑い。じとじとは、カタカナのジトジトではなくて、ひらがなのじとじと。そんな感じの夜が明けた。
出勤途上の車から香長平野を見晴るかすと、湿度の高さがよくわかる。晴れてるのに、なんという水分の多い景色だろう。
そこで、気象庁のホームページから、湿度の推移を調べてみました。
なるほど。
7月23日から昨日までの一日平均湿度。23日が80%で、以下、79%、85%、87%、82%、82%と続く。6日間の平均は82.5%だ。最高気温は6日間平均で32.25℃。
では、昨年の同じ時期はどうだろうか。昨年7月23日からの6日間平均湿度は77.17%。平均気温は30.6℃。気温が低めなのは、途中、雨の日があるからですね。それでも湿度は今年より低い。
気温と湿度両方高い今年は、寝苦しいはずである。気象庁のホームページからは、そんなこともわかるようになっているんだ。
これなら、夏休みの宿題でお天気を記入するのに困ることはない。便利な世の中になったもんです。今も「夏のこども」があるのかどうか知らんけど。
でも、夏休みの宿題も、このネット社会の中で随分と変貌を遂げてきたんでしょうな。
8月30日とか31日とかに、家が広い友人宅(僕らの場合は果物屋の堀田くんち)に集合、「夏のこども」を見せ合いこしながら宿題を仕上げていく、というのが夏休みの終わりの風物詩だった。
毎日の天気。集合かけられた中に、必ず、毎日天気を几帳面に記録している真面目な子が含まれており(その子が居ないと、この集合の意味がない)、皆で寄ってたかって写す。
算数なんかも、ちゃんとやっている子のを、写す。
そんな互助組合組織が、子供ながらに構築されていた。そんな夏休みだ。
今はネット社会。このところの湿度を調べたように、簡単に、様々な情報にアクセスできるので、集団互助組織というのはあまり必要なくなったのかも知れませんね。
では、現代社会ならではの自由研究というのも、当然出現してきているでしょう。
と思いまして、「ネット 利用 自由研究」で検索してみたら、こんなページが出てきました。学研キッズネット。「夏休み自由研究プロジェクト」。なんだこれは。
「自由研究のテーマ・ネタさがし、進め方からレポートのまとめ方まで小・中学生の自由研究を500以上あるテーマの中から学研キッズネットがしっかりサポート」してくれるんだとか。
なるほど。そんな世の中か。
でも、突飛な発想によるとんでもない自由研究というのが、楽しいですよね。高知でも、理科系のと文科系のと両方、優秀自由研究の表彰展示があるので、また、見に行ってみよう。
別の視点で、ネット社会ならではの自由研究を私が考えてみました。
なにか、重要な事項について、さもありそうでインパクトの強い嘘のネタをこしらえ、ネットに流す。
それが、どのように広がってゆき、どのように利用され、どのように社会に影響を与えるのかを検証する。広がり方については、Googleで検索すれば良いだけなので、簡単ですね。難しそうなのは分析だ。
いかんいかん。くだらん妄想を暴走させてしまった。なんせ、暑くって。
さて。
気象庁の詳細かつ便利なデータを見ても見なくても、暑いものは暑い。蒸せるものは、蒸せる。
夏は暑い。
夏は暑くなくっちゃあ、困ります。僕ら飲み物メーカーにとっても、夏は暑いに限ります。だから、この蒸し暑さに感謝しこそすれ、文句を言ってはならない。
暑い夏、バンザイ!
でも、熱中症には気を付けましょうね。熱中症予防には牛乳が一番です。