南嶺で出会った長い幸運〔5206〕2017/07/17
2017年7月17日(月)あ、あづい・・・
そんな訳で海の日。暑い暑い、海の日に、海ではなくて山をたつくってきました。遠出はせず、身近な南嶺。山中は樹々が生い茂って直射日光を遮るので、平地や川沿いに比しても格段に、涼しい。なので、炎暑にもかかわらず、かなりのハイカーに会いました。それでもね、皆さん、暑い暑いと言いながら楽しんでおりました。夏は暑いもんだ。
鷲尾山頂とかでは、草刈り作業をされているおんちゃん。どうやら、仕事ではなくてボランティア。頭が下がる下がる。こんな炎天下に山頂で草刈り仕事。本当に、有難いことです。
さて。
今日はラッキーなことがあった。そう。蛇さんに遭遇。
土佐塾高校の少し下界隈。山道を走っていますと、道端から黒い影が草むらへ。ん?
よく見てみると、大きなアオダイショウが、悠然と這いずっておりました。そう。文字通り、悠然と。近寄っていっても、逃げん。
少しづつ這いずって移動していき、そして向こうの草むらへと消えていった、アオダイショウ。デカかったです。
全長は、目測ですが2mはあった。ホント。サバ読んでません。釣りぢゃあないので。本当に、それくらいの長さがありました。そして、ご覧のように、胴体も結構太い。
なんか、アオダイショウに遭遇するのは久々のような気がする。
撮影しよったら、通りかかったおんちゃんが、「何かおるがかよ?」
「デカいアオダイショウがおるがです。」「どりゃ。まこと。こりゃ、なかなかのもんじゃ。」
といった会話の後、「おまん、なかなかエイもん見たのう。蛇は縁起がエイきんねえ。」
そう。蛇は幸運を運んでくるのであります。
なので、嬉しくなりました。炎天下、頭クラクラになりながら走った甲斐があったというもの。
それにしても、アオダイショウの目って、可愛い。顔全体の表情も。
可愛い顔をしてますが、2m級のアオダイショウなので、この界隈のヌシと見ました。思わず両手を合わせてパンパン。
この南嶺にも、ヘビはたくさん生息してます。アオダイショウが多いけど、シマヘビにも遭遇したことあります。あと、ハミもね。
南嶺でハミに遭遇したのは一度だけ。一昨年の8月2日のこと。まだ小さいハミでしたが、やはり迫力は、ある。マムシのことをハミと呼ぶのは方言なのか。調べてみても、よくわからない。日本でも、かなり広い地域でマムシのこと、ハミとかハメとか呼ぶようだ。
山中一人でたつくっている時に、あまり遭遇したくないのが、ハミ。ハミ以外のヘビなら大丈夫。毒ヘビのヤマカガシでも、平気。
なんか、ハミの、あの鋭い眼光や図太い胴体が嫌。
それに引き換えアオダイショウの可愛いこと。この、2m級のアオダイショウも、愛嬌があるではありませんか。山中で遭遇すると、本当に嬉しくなる。
炎暑の南嶺で出会った、長い長い幸運。