ひまわり文庫、3月の新刊〔5073〕2017/03/06
2017年3月6日(月)曇り
3月も、6日になってしまいました。もう、まったく、春だ。
春に浮かれて紹介するのを忘れちょりました。ひまわり文庫3月の新刊。こんな感じ。いつもより少し少なめと思った貴方はひまわり文庫通。そう。少なめに見えるのは、貸し出しされているので。
本当は、ここにあと2冊、厚手の単行本があるのであります。その本については後ほど。
まず、左端になんと「新約聖書」。弊社の営業社員が、お客様のところから貰い受けてきたのだとか。Good Job!。先月の新刊に「パウロ」という新書がありました。あれを読んでから、一度、新約聖書に向き合ってみたいと思うておったところでした。素晴らしいタイミングだ。こんなこともあるんだね。
その右手。出張の際にBOOK OFFで手に取ってしまった「岸信介伝」。この、毀誉褒貶の激しい怪物政治家を、今、勉強しとかなくっちゃ。
その右の2冊は、マイブブーム、万城目学の本。本当に、彼の小説は面白い。バカバカしくも、引き込まれるテンポの良さ。こんな小説、書いてみたい、と思わされるような本。
その右手は、高知市在住で僕の好きな本格ミステリ作家西澤保彦さんの軽い軽い短編集。時間つぶしに最適。
で、その右が「テロルの真犯人」。過日亡くなられた政治家、加藤紘一さんが10年以上前に書いた本。加藤紘一、すごい。このような矜持の政治家が、今、居ないことに激しい悔しさを覚えるくらい。改めて、加藤紘一という政治家の凄い有り様を、知りました。今の政治家に、ぜひ、読んでもらいたい。特に「保守」を名乗る政治家にはね。
で、「火花」。文庫化されたので、書いました。一気に読めます。僕は、小説は、芥川賞方面よりも直木賞方面が好きなので、この文庫には珍しい芥川賞作家の本。
「日本列島100万年史」は、高知新聞の書評欄にも紹介されちょりました。色んな地学がらみの本を読んできましたが、これ、とてもわかりやすくて本格的。地学マニアにはオススメ!
「檸檬」は、よく、国語の授業やテストに出ます。「ホルモー六景」に、梶井基次郎と檸檬が出てきたので、懐かしくなって買ってしまいました。
「宇宙探偵マグナス・リドルフ」は、金高堂さんをウロウロしていて、ついうっかり買ってしまったSFミステリ。いや、ばかばかしさが、心地良い。
最後に。
ここにない、2冊。話題の本「サピエンス全史」上下巻。こないだ、少しだけ触れましたな。デハラユキノリと見間違う名前、ユヴァル・ノア・ハラリさんという人物が描いた、独特の視点からの人類史。これはもう、お勧めだ。これを読んどかないと、今年の本は語れない。
で、ここにある筈の2冊を借りていっているのは、M室長。
本屋さんで気になっていたのだが、絶対に、僕が買って文庫に導入されるだろう、との読みから、買うのを控えていたそうだ。おう。そう来たか。鋭いぜよ。
そんな訳で、ここに導入されるや否や。as soon as.だね。
その本は貸し出されて行ったのでありました。