山内家下屋敷、散田邸〔505〕2004/09/02
2004年9月2日(木)雨
今日は高知市内、朝から雨です。でも蒸し暑くなくなってきました。やっぱし9月ですね。
さてさて、昨日、このHPの「お客様の声・広場」に、竜馬16様よりとても有り難い書き込みを頂戴しました。高知出身で、現在は斑鳩の里に住んでらっしゃる方です。とても勇気づけられる投稿でした。
その竜馬16様の祖父にあたられる方が、戦前、山内家の下屋敷に仕事の関係で住まわれておったとのことでした。そこで今朝は、その旧山内家下屋敷界隈をたつくりました。
写真は、その下屋敷のあった場所に建つ大きな旅館「三翠園」様。大きな門の向こうに連なるのが、その下屋敷内に建てられた武家長屋。現存するのもでは全国的にも珍しい、大名の下屋敷長屋なんだそうです。
下屋敷は、幕末の1864年、第16代藩主山内豊範公が家臣の屋敷を召し上げて作ったもの。この界隈の地名から「散田(さんでん)邸」と呼ばれよりました。1867年には、西郷隆盛が島津久光の使者としてやって来まして、この散田邸で前藩主山内容堂と会見、上京して国事に携わる様進言したのだそうです。由緒ある場所なんですね。
この写真の、坂道を上って向こうへ降りたところが鏡川。柳原ですね。ひまわり太郎が子供の頃はここによくサーカスが来ました。「南国橋」という橋が架かっちょりまして、それを渡ると「こどもの国」。高知唯一の遊園地でした。