雷さまはヘソが好き〔4899〕2016/09/13
2016年9月13日(火)曇っちょります
昨日は、お昼から雨が降るかと思いきや。夜まで持ちましたね。で、夜になってからは結構ガイな、雨。夜中、雨音で目がさめるくらい降りよりました。
で、朝、僕が家を出る4時過ぎにはガイな雨も上がり、空には一面の、雲。時折、光る。遠雷だ。どこに落ちているのかわかりませんが、ピカッと光り、しばらくしてゴロゴロ。
そして5時前。サイレンが鳴り響きました。物部川上流のダムで放流が始まったのでありましょう。甲高いサイレンの音。そして遠雷。少し、風雲急を告げてきたような雰囲気になりました。が、しばらくすると、また、静かな朝。虫の音しか聞こえない、静かな朝。
写真は、今朝5時の物部川。増水し始めた、物部川。会社の裏手の土手の上から東の方向を撮影。かなり真っ暗な写真だったので、結構加工しちゃあります。まだ、真っ暗な朝の5時。もうすぐお彼岸。秋分の日がそこまで来ちょります。ああ。秋か。秋雨前線か。
雷。
雷がなると、どうしても、笠置シヅ子さんの「雷ソング」を思い出し、口ずさんでしまう。以前にもご紹介しましたね、雷ソング。
ピカピカゴロゴロ ピカピカゴロゴロ 雷さまは雲の上
この頃 人間世界にゃ 雨降らぬ 電気が不足で困ります
パーっと点いたらまた消える ご飯もゆっくり食べられない
ろうそくどんどん高くなる 人工雨なぞバカバカしい
これでは寝るより仕方がない
ピカピカゴロゴロ ピカピカゴロゴロ
パーっとひと雨〜えええええ〜えええええ〜
わけは〜な〜い!
ピカピカドン!
これが一番の歌詞だ。
こんな歌つくるのは、もう、服部良一さんしかいません。絶対に、いません。
雷ソング。
作曲 服部良一
作詞 村雨まさを 野村俊夫
実演家 笠置シヅ子
製作者 コロムビア
発売年月日 1952-04
昭和27年という、朝鮮戦争景気で戦後復興が始まる頃合い。活気ある復興に、インフラ整備が追いつきかねている、そんな世相がよくわかります。
服部良一作曲で、村雨まさを作詞、というのは、素晴らしい曲が多い。何と言うても、村雨まさをは、服部良一さんのことですき。作曲するときは服部良一、作詞するときは村雨まさを。
このコンビ?でつくられた歌、有名なところでは「買い物ブギ」。他にも「黒田ブギー」とか、まあ、トンデモな感じの歌がたくさん。
ちなみに、ジャングルブギーは村雨まさを作詞ではありません。服部良一作曲、黒澤明作詞。そう。世界のクロサワが作詞しているのがジャングルブギー。心して歌わんといけませんな。
さて、雷ソングには、作詞者が二人居る。村雨まさをさんは、どの部分を作詞したのだろうか。
ここで、二番の歌詞を見てみよう。
ピカピカゴロゴロ ピカピカゴロゴロ 雷さまはヘソが好き
近頃人間世界じゃストリップ おへそも隠さず踊りだす
どちらを向いてもストリップ 雷門の浅草は 軒並み揃えてストリップ
これではこっちが悩ましい うっかり見とれて踏み外す
くわばらくわばらくわばらくわばら
久米の仙人じゃ〜 あああああ〜 あああああ〜
こりゃた〜まら〜な〜い!
ピカピカドン!
僕は、この二番が、村雨まさを、つまり、服部良一さんが書いた歌詞だと思う。こんな歌詞、書きそうです、彼は。