つくられる道路〔4769〕2016/05/06
2016年5月6日(金)曇り
今朝は高知。
出勤して、野市、上岡八幡宮さんへ行ってみますと、こないだご紹介した東部自動車道の工事、始まってやがるではないか。土手から田んぼへ降りてくる工事用の斜面が取り付けられちょりました。もう、やるのか。
写真は八幡様の参道。この参道をまっすぐ向こうへ行くと、こないだ写真を撮影した場所に行き着く訳だが、工事を始めたのはこの右手。桜の木の向こう側。土手が掘り返され、土が露出しちゅうのがわかりますでしょうか。
近い将来、この向こうに高速道路が姿を表すのであります。貴重な貴重な静かな風景を、撮影しておきましょう。
高速道路。
高知に最初にできた高速道路は、高知自動車道の南国〜大豊間。1987年10月。ああ。来年で30年だ。もう、そんなになるのか。開通イベントのことを昨日のことのように覚えちょりますが・・
で、1992年に川之江〜大豊が開通して、瀬戸内海まで高速で行けるようになりました。南国〜伊野開通が1998年。伊野〜須崎東が2002年で、須崎から窪川まで開通したのが2012年。
その間。2002年には中村宿毛道路の、間と平田の間の自動車専用道路が開通。はざまとひらたのあいだ、ね。どうでも良いですが。2009年には、それが、中村の警察署のところまで延伸。
高知東部自動車道の、五台山の南からなんこく南まで開通したのが去年の3月で、空港まで延伸したのが先月のこと。その延伸が、この写真の向こう側を通ることになる訳だ。どんどんできる、高知の道路。
ところで。この東部自動車道は、取り敢えず無料。
高知には、かつて、たくさんの有料道路がありましたよね。僕が覚えているのを、開通と無料化の年代で並べてみましょう。
まず。
1970年3月に、足摺スカイラインと室戸スカイラインが開通しちょります。そうでしたそうでした。同じ時期に、開通でした。
で、室戸は1981年に無料化しましたが、足摺は1995年にやっと無料化。
次にできたのは、浦戸大橋だ。1972年7月。これが無料になったのは最近で2002年7月なんですね。そうでしたそうでした。
浦戸大橋の翌年、1973年には横波スカイラインと龍河洞スカイラインができちょります。龍河洞スカイラインは県道でもなんでもない、有志が金を出し合って建設された私道であった、という話は、昔、にっこりでも書いちょりますね。
なるほど。龍河洞と横波は同年だったのか。
龍河洞スカイラインは1997年に、横波スカイラインは1998年に無料化。
そうそう。横波スカイラインには、宇佐から半島へ渡る宇佐大橋も含まれますきんね。あの橋も有料だった。あの橋ができるまで、半島の井尻と宇佐側の福島の間には渡し舟があった。
それはともかく有料道路。
その後、1977年になって仁淀川河口大橋が完成。それにより、須崎から横波半島を通り、海岸をずうっと通って浦戸大橋を渡って空港まで、というルートができあがった訳だ。仁淀川河口大橋が無料化されたのは2001年。
高知県内、僕の記憶による有料道路の建設と無料化の歴史は、こんな感じ。
いかんいかん。今、思い出した。100円トンネルだ。
そう。竹島町から横浜の方へと抜けるトンネル。あのトンネルができたのは1995年で、通行料金が普通車100円やったので、皆、100円トンネルと呼んでおりましたが、一昨年無料になった。
こんな感じでしょうか。
僕の記憶にはないが、桂浜有料道路というのがあったそうです。高知県交通がつくった道路。1970年に300万円で高知県に譲渡されちょりますが、記憶にはない。浦戸大橋南詰から桂浜へ降りてくる道路が有料だったのでありましょうか。