3年前の春〔4725〕2016/03/23
2016年3月23日(水)晴れ
3月23日。
3年前、2013年3月23日のにっこりひまわりを見てみると、その日が追手前小学校の閉校記念式典でした。明治5年に開校し、爾来141年。その歴史に幕を閉じることになった、あの日。今でも式典最後に歌った校歌は鮮明に覚えちょります。
あの日撮影した校舎はその後取り壊され、跡地に、県市合築図書館の工事が行われております。入札が不落で業者が決まらんかったり、免震ゴム偽装の煽りを受けたりして工事が遅れましたが、やっとこさ、こんな風景まで漕ぎつけました。
高知市所有の追手前小学校跡地。東側jはこのように図書館になりますが、西側の土地利用については、今、いろいろと議論が行われておるにかありません。非常に重要な場所。高知の中心街にとって、ここが何になるのかは、その都市計画思想を問われる、重要なプロジェクトになるので、十分な検討をお願いしたいところだ。僕の意見も聴いて欲しい・・・
で、その、2013年3月23日の翌日、24日のにっこりを見てみると。ああ。甲子園だ。
我が母校が久し振りに甲子園に出場し、私も応援に行きました。そのアルプススタンドの風景。21世紀枠での出場やったので、次に出場するのは22世紀まで無い、つまり、我々が生きているうちに観られる最後の甲子園ではないか、ということで、勇んで応援に行ったことを思い出す。自分が在学中にブラスバンドで応援に行ってから、37年目のことでした。
あれから3年。なんと。なんと、今回は実力でセンバツに出場することになった、我が母校。
3年前は、出場できただけで大満足。負けて帰るバスの中も、なんか、競合に善戦した満足感が満ちておりました。あれから3年。
今回の相手は、前回以上かも知れない強豪校。しかし、今回は勝ちにいく、と言います。たぶん、我ら同窓以外は、誰も勝つことはないだろうと思っている、甲子園第一試合。まあ、普通に考えたらね。まあね。という感じですが、ほのかな期待を抱いてしまうのは、やはり母校やきでしょうね。
3年前のにっこりにも書きましたが、母校の応援団がリードするコンバットマーチ。あのコンバットマーチの振り付け指導をしたのは、僕。早稲田大学なべの会仕込みの正統派コンバットマーチを、縁あって、振り付け指導させていただくことになったのが、3年前。
あの甲子園から月日が流れ、応援団も縮小していました。しかし、意志の強い、思いの深いメンバーによって続けられ、昨年秋に四国大会に出場することになった際、今一度梃入れして、野球部を後押ししよう、ということになりました。
コンバットマーチは、この3年で、キチンとリードできる者が居なくなってしまっておったんですね。そこで、秋季四国大会が始まる前日、学校へ呼ばれまして、再び振り付けをやってきました。
すると。あれよあれよで四国大会ベスト4。準決勝も延長戦で惜敗、という成長を見せ、今回のセンバツ出場となりました。間もなく、甲子園で、あのコンバットマーチが見られる訳だ。
今日は高知県酪連協さんの総会があって、応援には行けません。高三のJr.2号も、卒業生で大学3年生のJr.2号も行っちょりますが。羨ましい。
母校が最後に甲子園で勝ったのは、40年前。そう。楽器を抱えた僕の目の前で勝って以来、勝ってない。今回は相手にとって不足なさすぎですが、まあ、それはそれ。楽しませてくれる選手に感謝ですな。どんな結果になろうが、夢を与えてくれた選手達には、心からありがとうと言いましょう。