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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

あれから5年〔4713〕2016/03/11

あれから5年

2016年3月11日(金)小雨

あれから5年。あれから、日本の価値観は変わったのか。

あの日の朝、このにっこりでは、高須の田んぼが田植え準備の為に水を張る風景をご紹介しちょります。もう、春の準備が進む穏やかな穏やかな日。その日に、あんなことが起こるとは、予想もしていなかった。
高知にも小規模ながら津波が到達し、葛島橋の上を車で通りながら浦戸湾を遡上してくる波を見たことを、昨日のように覚えております。

震災後、過去の震災の歴史に鑑みても、復興は、時間の経過が重要である、といったことを、何度かこのにっこりにも書きました。しかし。
今回の大震災には、原発事故という過去になかった極めて深刻な要素があり、まだまだ復興というには遠い遠い、そんな感じがしてならない5年後の日本。

今朝は東京。業界の寄り合いがあって、昨日から来ちょります。今朝は、銀座とか日本橋とかの繁華街を中心にたつくってみました。雪かも、という予報でしたが、早朝は細かい雨。冷たい雨。

ここは銀座4丁目の交差点。向こうの角に和光。左手が鳩居堂。
右側の、銀座ライオンのビルは再開発工事中でした。
東京をたつくってみると、こんな工事中のビルがどっさり。あっちにもこっちにも。もちろん震災を受けての耐震ということもあるでしょうが、それにしても、巨大な再開発が進む大都会、東京。

こういう都市でビジネスをし、生活をする、ということ。
それは、日本では、かなり特殊なものであります。少なくとも、東京や名古屋や大阪以外に暮らす人々にとってのお金の価値観と、こういった場所で暮らす人々のお金の価値観は、何桁も違うのではないか。

そして、お金と人間が集中する、一種特異点である東京で、震災復興や地方創生のあり方を考えると、とんでもない間違いをしでかしてしまうのではないか。そんなことを感じながら、朝の銀座を走ってきました。

震災以来、日本人の価値観は変わった、と言います。変わったのは、誰なんでしょうか。変わらなかった人、益々合理性や経済性を重視するようになった人は、誰なんでしょうか。
南相馬の同業の社長さんがおっしゃっておりましたが、復興に関することを、国へお願いに行く。一生懸命お願いしながら、ふと、自分たちは、人にお願いしなければならないことをしたのだろうか、と考える。こんな状況になったのは、誰のせいなのか。

やはり、すべての答えは現地にあるのでしょう。
何故、復興庁が東京都港区赤坂1丁目にあるのか。他の行政庁や政府とのやり取りが便利だから、でしょうか。しかし、復興庁は現地にあって、現地の空気を感じながら政策を考え、実行し、他の機関はそこに寄り添う態度を取るべきなのではないか。復興庁は現地にあり、他の機関は、要請があれば、わざわざそこに出掛けていかなければならないのではないか。そんなことを考えてしまいます。

確かに、価値観は、変わってきました。
この都会の風景に住む人たちに認識しておいて欲しいのは、この風景は、地方の産業や暮らしの上に成り立っている、ということ。この風景と田舎の風景は、つながっている。この風景がなくても地方は成り立つが、地方が成り立たないとこの風景は成り立たない、ということ。それが、震災後、わかってきた価値観だと思うのです。

昨日も農水省の役人と話をして、実に、かみ合わない。日本という国を成り立たせていくために、何を考え、何をしなければならないか、ということを考える立脚点が全然違うから。農水省は、東京にあると弊害ばかりが大きくなる。そんな気がします。

この、巨大再開発がどんどん進む、東京。巨大都市にして、日本の特異点である東京。
3月11日に銀座の風景を走りながら、考えたこと。


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