迷い犬とお散歩〔4668〕2016/01/26
2016年1月26日(火)薄曇り
今朝も冷えますな。氷点下2℃〜3℃くらいでしょうか。それでも昨日の朝に比べたら2℃くらいは高い体感。昨日よりは暖かく感じるので不思議。動物の適応力、というやつでしょうか。
動物と言えば、犬。
実は、先週の金曜日夕刻、弊社の敷地内に、大きな犬が迷い込んで来ました。首輪はしちょりません。こじゃんと人懐こい、大きな犬。大きいのですが、犬に詳しい人の見解では、まだ子供ではないか、とのこと。で、犬種は秋田犬にかあらん、と。秋田犬?
そうか。秋田犬か。
犬に詳しくない小生は、秋田犬と言うと、透き通ったようば秋田美人とか、キリッと引き締まった精悍な男前を、勝手に想像しちょりました。そんなこと、ないんですね。どちらかと言うと愛嬌のある顔つき。男の子なんですが、男前というよりは愛嬌のある顔。親近感が持てて、可愛い。
秋田犬は、調べてみますと、闘犬種とされた時期もあるだけあって、なかなか攻撃的で、強い。なので、「飼い主に忠実で番犬としての適正に優れる。」「見知らぬ人間や他の犬に対する攻撃性が強く、威圧的な態度をとることもある。」などとありますが、この子には番犬は無理だ。誰かれ構わずモブリついてくる。愛嬌抜群。まだ、子供なんでしょうかね。
で、迷い犬ということで、金曜日に南国署へ届け出ました。捜索願が出されちゅう犬に似いちゅう、ということでしたので、一旦、署に連れていって頂きました。
しかし、その後、その犬とは違うことが判明。弊社の「拾得物」ということで、昨日、会社に連れて帰ったのであります。今、色々と手を尽くして飼い主を探しているところ。もし、心当たりの方がいらっしゃいましたらご一報ください。
で、彼の仮住まいは、昨年つくったヤギ小屋。十分な広さの小屋なので、快適に過ごせるのではないか、と、思いました。大きさはボッチリ。
夏仕様なので、少し周囲を覆って、寒波対策。とは言え、秋田犬ですきんね。寒さには強いと思われる。毛なんか、ホント、もう、ふかふか。それこそ、秋田のような環境に適応した動物なんでしょうね。
で、実に人に馴れちょりまして、モブリついてきます。可愛いのなんの。
昨夜、初めてそのヤギ小屋で一夜を過ごした彼。
夜、会社から帰る際に挨拶したら哀しそうな遠吠えで、後ろ髪を引くではありませんか。どうやら、小屋から出たがっちゅう。でも、仕方ない。
で、今朝。
朝5時前に出勤してきたら。
なんと、彼はヤギ小屋の外に立っちゅうではないか。小屋から出て。どうやって脱出したんだ?
引田天功かと思いました。どっかの隙間から強引に脱出したんでしょうね。で、よく見ると、身体にたくさんの雑草の種。いわゆるひっつき虫。と、言うことは、この辺の草むらを夜中にたつくりまわってきた、ということでしょうね。いや、それでもヤギ小屋のところに帰ってきて、たたずんじゅうと言うことは、もう、ここの子になりたい、ということなのか、と、ホロっとしてしまう。
少し情報もあるので、とにかく飼い主を探すのが最優先課題。で、もし飼い主が見つからなければ。もし見つからんかったら、飼いたい、という方が、すでに何人も手を上げてくれちょります。有り難いこと。
会社で飼って、会社の看板犬にしては、というご意見もありましたが、そうなると、朝の散歩係は小生か?
まあ、彼の幸せを考えると、どこかの家族の一員になるのが一番やと思います。まあ、元の飼い主さんが見つかるのか一番ですけんど。
そんな訳で、今朝は小生がお散歩。夜明けを待って、物部川の土手で散歩。
おうの、冷やい。秋田犬の彼は、寒さをモノともせず、元気にゆさゆさと走っております。たぶん、夜中に一人で散歩してきて運動は十分と思われますが、それはそれ。
ヤギの散歩よりは、随分と、楽。言うこときいてくれますき。
しばらく、こんな生活もエイな、と、思いました。