ひーちゃんとみーちゃんの贈り物〔4597〕2015/11/16
2015年11月16日(月)晴れ!
良いお天気の月曜日。
それにしても昨日は暑かった。25℃以上ありましたきんね。11月も中旬と言うのに。今日の予報でも22℃くらいまでは上がりそう。暖かい秋が続きます。
さて。
会社の、自分の部屋から見える草地には、数本の桜の樹が植えられちょります。これは、ネパール由来のヒマラヤザクラ、と聞いちょります。数年前に移植してきましたが、なかなか大きくならない。やはり、ヒマラヤザクラと言うくらいで、高山の森に生える桜なのでありましょう。高温多湿の高知では、なかなか難しいのでありましょうか。
移植して数年間、なかなか花を咲かせてくれることもありませんでした。咲いたとしても、ほんのちょっとだけ、という状況が続いたヒマラヤザクラ。
ところが。
先週、そのヒマラヤザクラとされる桜が、満開になったのであります。ビックリ。
何故?
心当たり、あります。
そう。例年との違いは、ヤギさんたち。
このにっこりひまわり読者の皆さんがご承知の通り、今年8月14日から10月15日までの2ヶ月間、弊社の本社周辺で、2頭のヤギさんが飼われておりました。名目は、雑草を食べてもらう為。南国市の川添ヤギ牧場さんから、小さめの、搾乳してないメスのヤギの母娘を貸して頂いて、2ヶ月間過ごしてもらいました。10月15日に、繁殖のため、川添ヤギ牧場に帰って行った、ヤギさんたち。
もう、あれから1ヶ月になるのか。
別に、人に懐くとか、そういう訳ではないが、なかなか手のかかる母娘で、いつしか大切なペットみたいになっていた、ひーちゃんとみーちゃん。正式名称はひまわりちゃんとミルクちゃんと決定しましたが、呼び名は、ひーちゃんとみーちゃん。
彼女たちは、雑草をあまり食べてくれませんでした。何度か書きましたが、一番の好物は、本社屋裏手のヤマモモの樹の葉っぱ。
最初は、普通に口の届く高さの葉っぱを食べ尽くし、届かなくなると、立ち上がって食べ始め、高さ1.5mくらいまでの葉っぱは全部食べてしまいました。
あまり美味しそうに食べるので、敷地内の別の場所のヤマモモの樹から葉っぱをちょん切って来て、餌として与えたりもしました。そのせいでしょうか。雑草には興味を示さない日々。美味しいものがありますきんね、たっぷり。ちょっと、甘やかしすぎたので、雑草を食べない、という説もありますがそれはそれ。もう、ペットになっちょったので、喜ぶものを食べさせたい、という方向に走ってしまった小生を含む社員たち。それはそれ。
彼女たちは、桜の葉っぱも大好きでした。
本社屋の表側にはソメイヨシノの樹がありますが、その樹も、後ろ足で立ち上がって口が届く範囲の葉っぱは食い尽くされました。
そして、社屋裏手のヒマラヤザクラ。元々樹勢が弱い、貧相な樹でしたが、容赦なく、口の届く範囲の葉っぱを食べ尽くしたひーちゃん、みーちゃん。まあ、仕方ないか、と思うておりました。
そう。
そのヒマラヤザクラが、この秋、満開に花を咲かせたのであります。
その理由は?
ひーちゃんとみーちゃんしか考えられない。
考えた理由その1
ひーちゃんとみーちゃんの、コロコロした可愛らしい糞を、ひまわり乳業のハイジこと、営業のM子ちゃんが掃除して、樹の根元とかに撒いておりました。その肥料が効いた為。
考えた理由その2
植物は、少し試練を与えた方が、種の保存本能が働いて花を咲かせ、実をつけやすくなる、という生態があるので、ひーちゃん、みーちゃんに葉っぱを食べられて、慌てて花を咲かせるようになった。
さて。
小生は、2番目の説の方に分があるような気がするのだが、真相やいかに。
いずれにしても、ひーちゃんとみーちゃんのお陰であることは、ほぼ間違いない。こんな嬉しいものを残してくれた彼女たちに、また、感謝せんといけません。
残念ながら先週末の大雨で、かなり散ってしまいましたが、まだ、このように少し残って、我々を楽しませてくれよります。
ひーちゃんとみーちゃんの贈り物。