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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

山中で停車する汽車と、ナガハマヒロユキ〔4558〕2015/10/08

山中で停車する汽車と、ナガハマヒロユキ

2015年10月8日(木)晴れ!

よく晴れました。
今日は、お昼前の汽車に乗って本州方面へと向かいよります。お仕事。
それにしても、良いお天気。四国山地の山々、紅葉は、まだ。ですが、真っ青な秋の空と山の翠、そして吉野川の緑色がなんとも美しい。プレート運動で南の海からやって来たフィリピン海プレートにより押し上げられ、幾層にも連なった、四国の地層。

吉野川は、四国山地主脈の南側、高知県に端を発し、大歩危界隈で主脈を突っ切るようにして北上、阿波池田で右折して中央構造線沿いにまっすぐ流れて徳島へ。
この、主脈を突っ切る、という部分がいかにも不思議なんでありますね。何故、そんなことになったのか。普通、日本の川は、山地の主脈から流れ出て下っていくので、主脈を横切ることはない。主脈が分水嶺になっちゅう訳だ。
しかし、吉野川はそうではなく、主脈から一旦南に流れた後、いま一度北上、主脈を突っ切っておるように見えます。

以前、養老孟司さんの講演を聞いたことがあります。養老孟司さん、昆虫マニアなんですね。プロはだしの。で、四国の昆虫を研究してみると、吉野川が南北に流れて主脈を突っ切るところの西と東で、明らかに昆虫が違う、とおっしゃっておられました。その理由は、その部分の西と東は元々違う島であったとしか考えられない、と。なるほど。専門家ではないが、そんな事に興味を持って調べておられるという養老孟司先生。流石だ。

そんなことを書いておりましたら、山中で突然汽車が止まったではないか。土佐山田駅から繁藤駅へと向かう山中。土讃線でも有数の、険しい場所。スイッチバックで有名な新改駅近くでしょうか。
車内アナウンスによりますれば、線路上の何某かの障害物に接触したため、とのこと。何なんでしょうかね。それにしても、こんな場所で止まるとは。もし、ここで汽車が動かんなったら。道路のあるような場所まで避難するのは大変そう。藪漕ぎはオオゴトなので、線路を歩かんといけませんな。

などと書いているうちに、障害物の撤去確認が終了した、ということでアナウンスがあり、発車しました。止まったのは10分くらいでしょうか。何やったんでしょうかね。ああ。気になる。

こうやって山中で汽車が止まると、思い出すことがあります。いや、突然思い出しました。
昔。少年時代。小学校の低学年やったと思います。少し年上の従兄たち(これも小学生)と、鈍行に乗って、高知から箸蔵まで行きました。阿波池田の先、吉野川の北岸。そこに、親戚んちがあって、休みのたんびに長期間泊まりに行きよった、という話は以前も書きました。その時も、その親戚んちへ、その親戚んちの子、つまり従兄と、汽車に乗って行きよったものと思われます。冬でした。

冬で、山中には一面、雪が積もっておりました。銀世界。
そんな雪景色の中を走っておった汽車が、突然停止。山中で。正確には覚えちょりませんが、たぶん、雪の影響で動けんなったがやと思います。車掌さんの話では、すぐに復旧しそうにない、ということ。
雪の山中。高知の子にとってみたら、夢のような世界だ。雪はやんで、青空が見え、雪が光ってまぶしく美しかった記憶があります。

当時の鈍行は、デッキの部分が吹きさらしでドアもなく、停車中には自由に乗り降りできる。そこで、汽車を降りて、雪の感触を楽しんだのでありました。広い場所ではなかったので、雪合戦みたいなのはできんかったと思う。
その汽車の客車に、ひとりのお兄さんが乗っちょりました。おんちゃんという記憶ですが、今思い返してみると、若者だったのでありましょう。

雪の中、停止した汽車で、そのお兄ちゃんと仲良くなりました。暇だったんで、遊んでくれたんだと思われます。汽車が動くまでの数時間、汽車で過ごしたと記憶します。
仲良くなったので、別れがたくなり、お別れする時に名前を聞きました。

なんと。その時に聞いた名前、何故か今でも覚えちゅうがです。
大阪市東淀川区 ナガハマヒロユキ
そう言いました。漢字はわかりません。番地もわかりません。しかし、半世紀近くが経過しようとする今も、はっきりと覚えちゅう、大阪市東淀川区 ナガハマヒロユキ。

当時若者やったとしても、今はもうおじいちゃん。どうしているんでしょうか。
山中、汽車が停車して、突然思い出した、できごと。

あの、デッキが吹きさらしの魅力的な汽車。まぶしい雪。暖かい車内。ナガハマヒロユキさん。


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