潮江天満宮、輪抜け様の後片付け〔442〕2004/07/01
2004年7月1日(木)晴れ
今朝もよう晴れちょります。暑くなりそうですね。しめしめ。
さて、今日から7月。もうすぐ真夏、楽しみですね。
昨夜は潮江天満宮の夏越祭、通称「輪抜け様」でした。ひまわり太郎はとある会議がございまして行けませんでしたが、Jr.1号2号達は行っちょった様です。すごい人やったみたいですね。このお祭りは、天満宮のお祭りでは一番賑やかなお祭りで、本殿前の大きな茅の輪(ちのわ)を抜けて夏の間の健康と人生の幸福を願うものです。
神代の昔、須佐之男命(すさのおのみこと)が南の海の或る所で泊まろうとして、その土地に住む蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)の兄弟に宿を頼みました。裕福な弟巨旦将来は断りましたが、貧しい兄蘇民将来は泊めてくれたそうです。数年後、須佐之男命は蘇民将来の家を訪れて「若し天下に悪疫が流行した際はちがやで輪を作り、これを腰につけておれば免れるであろう」と教えました。この故事に基づいて、「蘇民将来」と書いて門口に貼れば厄災を免れるという民間信仰が生じ、そこから祓いの神事に茅の輪を作ってくぐる風習に進展したのだそうです。
ちなみに、茅の大輪を抜ける時の歌、というのがありました。
思う事皆つきぬとて麻の葉を切りに切りても祓いつるかな
みな月の夏越の祓する人は千年の命のぶと言うなり
宮川の清き流れに禊せば祈れる事の叶はぬは無し
写真は、その輪抜け様から一夜明けた潮江天満宮参道。この手際の良さは見事ですね。夜店はすべて片付けられ、ゴミも数カ所にまとめられ、テキ屋さん関係の方が数名お掃除をしよりました。彼らはプロですね、この撤収の見事さを見るとよくわかります。