新月橋上流の合歓の木〔443〕2004/07/02
2004年7月2日(金)晴れ、暑い!
今朝も暑く晴れ渡りました。真夏の朝らしく、遠くの山々が霞んで見えます。
そんな中、今日も鏡川です。今朝は少し上流までたつくってきました。新月橋から紅葉橋の界隈ですね。この辺りには広い河川敷がありまして、この季節様々な植物が咲き乱れてとても美しいのであります。
写真は、ちょっと判りにくくて恐縮ですが「合歓の木(ネムノキ)」。今の季節色んなところで見かけますよね。この鏡川縁りにも結構咲いちょります。この写真では判りませんが、花は、ほうきを逆さにしたように、と申しますか、扇を広げたように、上に向いてピンク色の花が咲きます。
扇のかなめの部分は白く、そこからグダデュエーションがかかって扇の縁にいくにしたがって濃いピンク色になる、ちょっと幻想的な雰囲気をもった花ですね。
昼間はご覧のように咲き誇り、夜になると自分で花を閉じる様がまるで眠るようであるので「眠りの木」。そこから「ねむの木」と呼ばれるようになったみたいです。このように呼ばれるようになったのはとても古く万葉集でも歌われました。
昼は咲き 夜は恋ひ寝る ねむの花 君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ
この写真を撮って、鏡川沿いをたつくって帰って来まして、今朝の高知新聞を開きましたら、1面に鏡川の合歓の木の写真が載っちょってびっくりしました。鏡川の最上流、土佐山村の合歓の木です。今の季節、川の周辺に合歓の木をよく見かけますね、という記事でした。この写真とは比ぶべくもない美しい写真ですので、高知新聞を見ることのできる方はそちらをご覧下さい。