筆山、真如寺山、潮江山〔440〕2004/06/29
2004年6月29日(火)晴れ時々曇り
今朝は、薄い雲の向こうから太陽の光が差し込んで来るお天気です。暑くなりそうですな、こりゃ。
一昨日のにっこりで、ひまわり太郎Jr.2号と一緒に「天神の大クスノキ」をご紹介しましたが、今朝は天神大橋から見たその姿を撮影してみました。筆山のこちら、駐車場の向こうにドカーンっという感じで聳えちゅう木が「天神の大クスノキ」ですね。
筆山は、ここよりもう少し上流北岸から見た時に、実物と鏡川に映った姿とを合わせるとまったく筆のように見えることから名付けられたと考えられます。
しかし、こちらから見るとひっこりひょうたん島の形にも見えますね。
この山、昔は「潮江山(うしおえやま)」と呼ばれよったそうです。南北朝の時代、南朝方の後醍醐天皇の子息満良親王が、北朝側と戦う為に布陣したと、古文書は伝えちょります。その後、土佐郡森郷に本拠を置く森近江守頼実さんがここ潮江山に城を築いたそうです。森城の近所、本山に本拠を置く本山氏と激しい戦いを繰り広げて敗北、頼実さんも討ち死にしますが、本山氏が長宗我部元親に破れると、頼実さんの子息孝頼くんが元親によって城主に任命されました。
山内家の治世になって、この山は「真如寺山(しんにょじやま)」と呼ばれるようになりました。山内一豊が、遠州掛川より連れて来た曹洞宗の僧「在川」に、潮江山北麓の潮江天満宮のある場所にお寺を開かせ、山内家の菩提寺「真乗寺」とし、その後真如寺という名称に変更しました。そのお寺の名前から、真如寺山と呼ばれるようになったんですね。
筆山と呼ばれるようになったのはいつ頃なんでしょうか。また調べちょきますね。