ライオン岩と磐座〔4393〕2015/04/26
2015年4月26日(日)嗚呼、良いお天気
こんなに心地のエイお天気の土日、久々の気がします。昨日は、このにっこりひまわりを始めてから13回目の誕生日を迎えてしまいました。え〜!そんなになるの!という感じ。始めたときは、まだ、40代になったばっかしやった訳だ。なるほど。
さて、そんな訳で今朝は南嶺。5時過ぎに起き出して、ピャッピャーっと走ってきました。今日は色々と忙しいので、早朝山ラン13km。こじゃんと心地良かったです。
筆山を駆け上がり、高見山へ駆け上りよりましたら、後ろからトレランのお兄ちゃんに追い抜かれました。いや〜、速い速い。真面目にトレランをやりゆう皆さんは、レベルが違います。アッという間に見えんなりました。
それはそれ。小生は、のったりまったり、写真を撮ったり岩石を見たり。実に楽しい早朝ランとなりました。
ここは高見山の頂上から東側へ少し下ったライオン岩。このにっこりでも何度も何度もご紹介してきたライオン岩。この岩が何故ライオン岩なのか、という謎を解明したこともあります。
そんなライオン岩。岩をよく見てみると、砂岩や泥岩ではない。そう。たぶんチャート。太平洋の南の方で、深海底に堆積した生物の化石。生物が纏うちゅう殻などが積み重なって岩石になったのがチャート。違うちょったらゴメンナサイ。
で、その堆積してできた岩がユーラシアプレートへ潜り込む際にユーラシアプレートに付加され、海洋プレートの圧力によって盛り上がってきて、ここ、高見山に露頭を見せちゅう、という訳ですな。
今まで、山をたつくりよっても、岩は、岩。ただの岩。それが、最近、これは砂岩だ、とか泥岩だ、とか、今日のようにチャートである、とか考えながら見るようになってしまいました。
すると。
何と世界が広がったことでしょう。今まで、何も考えずに何も感じずに見ておった風景が、突然極彩色に彩られたような感じ。地球って素晴らしい!
向こうに見える南嶺。東西に延びる稜線。浦戸湾を挟んで東側にも、その連山の続きがあります。あの山の北麓、つまりこちら側の麓を走るのが仏像構造線。
なので、宇津野山とか鷲尾山とか烏帽子山は、仏像構造線の南、四万十帯に属します。そして、仏像構造線からこちら、高見山や筆山は、秩父累帯の南帯、つまり三宝山帯に属すと思われます。
と、言うことは。今から2億年前、ペルム紀から三畳紀に移行した頃の地層なのかも知れない。
で、今朝は、岩相を見ながら走りよりましたら、仏像構造線を超えた南側、つまり鷲尾山界隈は、北川、つまりこの界隈と、岩相が違うことが体感できました(ような気がしました)。
北側は、チャートみたいな岩石が多く、鷲尾山の方は、泥岩みたいなのが多い気がしたのですが、素人なので、間違うちゅう可能性が極大。大いなる勘違いかも知れません。
今日は、鷲尾山から吉野の方へと下り、吉野川、潮江用水沿いを走って帰りました。潮江用水は、途中、潮江天満宮さんの境内を通り抜けちゅうので、天満宮さんにお参り。
潮江天満宮さんの本殿の後方に小山があり、その上に磐座(いわくら)と大山祇神社さんがお祀りされちゅうのは、ご承知の通り。
その、磐座の巨岩。岩相を観察してみると、たぶんチャートだ。少なくとも、ライオン岩と同じ成り立ちの岩石だ。
鷲尾山から北へ、仏像構造線を超えて高見山、筆山、そして潮江天満宮の小山まで、ずうっと同じ地層で成り立っちゅうのでありますね。なるほどなるほど。
地球ってすごい!
と、思いゆうのは、私だけかも知れませんが・・・