伊予鉄道レンガ橋〔4154〕2014/08/30
2014年8月30日(土)薄曇りぞな
今朝は松山。昨夜、松山市に泊まっちょりましたぞなもし。二番町界隈に飲みに出ちょりましたが、やっぱし賑やか。四国で一番賑やかな松山の夜の街。人口多いですきんね〜。地方中核都市の「良さ」を持っちょります。
昨日、松山では市街地中心部に電車などの公共交通が乗り入れちゅう、てなことを書きました。伊予鉄高島屋さんを中心とした、松山の繁華街。今朝の愛媛新聞に、その高島屋に東急ハンズができる、てなことも書いちょりました。
高知で言うたら、大丸界隈、ということになるがでしょうか。
ご承知の通り、はりまや橋交差点の南東にあった土電会館は、高知で二番目にできた百貨店にして、バスターミナル付きでした。しかし、高知の繁華街が帯屋町中心になり、ちょっと外れた感じが否めんかった土電会館。
あれが、今の中央公園の界隈にあったとしたら、随分と違う街づくりになっちょったかも知れませんね。大丸と土電が並ぶ風景。そうであったなら、土電会館を引き継いだ西武百貨店も、ひょっとしたら撤退することなく、今も賑わいよったかも知れない、という妄想。
妄想ついでに言えば、バスターミナルがそこにあったので、中心商店街の賑わいも、かなり違うものになっちょったかも知れない。もちろん妄想です。都市計画や公共交通の在り方は、遠い将来を見通す超能力のような能力が必要なのかも知れません。
今朝は、5時過ぎに起き出して、松山早朝RUN。まずは標高132mの、松山城の山に一気に駆け上がります。早朝からたくさんの善男善女。気温、涼しいではないか!
夏はどっかへ行ってしまったかのような、涼しい走りやすい朝。ああ、夏よ。
で、また一気に駆け下り、今度は南へ走って石手川界隈。昨日ご紹介した、伊予鉄横河原線の、日本一古い現役鉄橋を見に行ってみました。松山市駅から南東へ走る横河原線は、住宅街の中を走ります。なので、石手川までは踏切がどっさり。高架になっちょりませんきんね。
で、川を渡る部分は、堤防の高さに嵩上げされちゅう線路。その、嵩上げされちゅう部分に、この素敵なレンガ橋を発見しました。路線が開通したのが明治26年なので、その前年、明治25年頃につくられたものではないか、と説明板に書かれちょりました。すごい。鉄橋もすごいが、このレンガ橋もすごい。今も現役のこの美しい橋は、貴重な貴重な産業遺産ですな。横河原駅行きの電車が通り過ぎて行きます。
さて。車社会が極まり、郊外大型ショッピングセンターが賑わいの中心になった時代から、人口減少高齢化社会になるに連れ、街の賑わいの仕組みは変化してゆきます。今一度、街の中心部の個性が重要視され、公共交通機関の役割が増して行く時代になるかも知れません。
中央公園の所に、電車も乗入れるバスターミナルができ、その上が商業施設になっちゅう風景を妄想してみました。アリかも知れませんね〜。もちろん高齢者の皆さんも住む、街中。若者、そして小さな子供の居る家族が楽しむ街中。ああ、夢のよう。