空前絶後の南風混雑、雪のニッポン列島〔3951〕2014/02/08
2014年2月8日(土)大雪
今日はニッポン列島大雪。交通機関が乱れに乱れちょります。そんな中、東京出張へ向かいよります。大雪の東京へ。
とはいえ、昨日から今日にかけて、高知市内は雨。雪にはなっちょりません。で、沿岸部の交通に乱れはまったくありませんが、山の方はかなりの雪で、県外へ向かう高速道路も、そして瀬戸内海を渡る橋の自動車道も、全部通行止め。瀬戸内海を渡る橋は3ルートありますが、このように全部止まるのはちょっと珍しい。雨の高知市からは想像できない、そんな大雪。こうなったら、商品の輸送も開き直るしかありません。行けるところまで行こう、という感じ。大阪行きの1便は、高松から宇野へのフェリーを使う予定です。
さて。小生、今日のお昼の飛行機で東京へ飛ぶ予定でした。朝のうち、飛行機の運行状況を見てみると、飛ぶかどうかは未定、となっちょりました。これは危険。天候は悪化する予報なので、飛ばん可能性はかなり大きい。
てな訳で、汽車で行くことにしました。結果的に欠航となったので、それは正解。
高知駅から岡山へ向かう特急南風。高知駅始発の列車ですけんど、もう、発車時からかなりの立ったお客さん。私も阿波池田まで、立ったまんまでした。
そして。琴平、善通寺でもかなりのお客さんが乗ってきましたが、ここ多度津ですごいことになりました。写真は多度津駅停車中の南風車内。あのですね、ホームに、本州方面へ行きたい人々の群れ。そう。四国と本州を行き来できるのは、船以外ではJRの瀬戸大橋線だけ、という状況なのであります。で、ここに殺到した人々。
窓の外のホームの風景が写っちょります。結局、ほとんどのお客さんを寒い寒いホームに積み残したまま南風は発車。こんな場面、始めてみました。お正月の混雑でもこんなことにはならんでしょう。空前絶後の超満員南風。
高知駅を定時に発車した特急南風は、岡山駅に40分近く遅れて到着。
山陽新幹線は、雪による倒木の影響などもあって1時間くらい遅れちゅう、と思いよりました。で、南風に接続するのぞみ20号も、それっぱあ遅れちょったら、乗れて、持っちゅう指定席券も使えるぞ、と思いよりました。しかし、山陽新幹線の岡山での遅れは何と20分。もう、出ちょりました。頑張るJR西日本。仕方ない。次ののぞみに乗って東京へ行くか。
しかし、自由席乗り場には長蛇の列。う〜ん。と、思いよったら向かいのホームにガラガラの新幹線。おう、ひかり号だ。
途中、かなりの駅に停車するものの、なんぼ言うたち夜までには東京へ着くろう、ガラ空きで快適そうや、と考えまして、発車直前に飛び乗りました。今、乗っちゅう1号車には、小生を含めて3人しか乗っちゃあしません。こんなお天気の、こんな状況になると、超満員とガラ空きが混在する不思議なことになるがでしょうか。まあ、ゆっくりと、この快適空間を楽しみたいと思いよります。
それにしても大雪。窓の外は一面の雪景色。のぞみよりはちょっとゆっくりめに走るひかり号の車窓から、日本ではないような雪の風景を眺め、のったりまったり。エイ時間ぜよ。
のったりまったり考えるに、瀬戸大橋ができるまでは、四国から本州へ向かうには船しかなかったことを、しみじみ思い出しました。車の場合は、宇野と高松を結ぶフェリー。そして公共交通機関としては、高松駅と宇野駅を結ぶ宇高連絡船だけ。そうか。四国中の人々が、あの連絡船を利用して本州へ向かいよったので、いつも、あんなに混雑しちょったのか。
今は、橋だけで3本のルート。公共交通機関としても、JRが何本もの列車を走らせゆうし、四国島内の各都市からは、本州方面に向けてたくさんの高速バスが走りよります。なんという選択肢。
ほんのこないだまでの、あの、連絡船の賑わいを、つい、忘れてしまいます。が、こんな凄まじい混雑を見て、思い出してしまいました。国鉄の宇高連絡船が、唯一の、四国から本州へ行ける公共甲突間であった時代。