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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

土佐あかうし物語〔3950〕2014/02/07

土佐あかうし物語

2014年2月7日(金)曇り

今朝の高知新聞1面。見出しを見てのけぞりました。感慨深いものがあります、土佐あかうしのブランド化。繁殖農家から出される子牛の価格が、平均で1頭40万円を超え(以前は10万円台のこともあった)、子牛を育てて肉に仕上げる肥育農家から出される枝肉価格がキロ1600円台へ。頭数不足など、まだまだ課題はありまして、取り組みをどんどん進める必要はありますが、取り敢えずここまできたか~、という感慨に、今朝の高知新聞を眺めながら浸っておりました。

あれは2008年のことでした。農産物流通コンサルタントの山本謙治さんー通称やまけんさんを、とある勉強会に招きました。その晩の懇親会。肉の味や流通に詳しいやまけんさんですき、高知県庁の畜産推進課の方も同席しての宴会。
そのお店は、はちきん地鶏や土佐ジロー、そして土佐あかうしのお肉をふんだんに使う料理のお店でした。

畜産推進課の皆さん、売り出し中の「はちきん地鶏」について感想をもらい、拡売につなげたい、というのが本音。メインははちきん地鶏。
そのはちきん地鶏を口に入れ、飼養方法などを詳細に聞いてひとこと。「う~ん、中途半端ですね~。」
肩を落とす県庁マン。その後、やまけんさん、土佐ジローを食べ、こちらの方が可能性を秘めてますね、などと意見をノタマイながら、土佐あかうしを焼いたやつをパクリ。ん?
な、なんですかこの肉は?
そこで、県庁の土佐あかうし担当のKチーフが説明しました。
やまけん「これはいい肉ですよ!これ、なんとかもっと全国に売っていきましょうよ!」
思えばこの瞬間が、すべてのスタートでした。

すごかったのは、そっからの県庁職員さんたち。そのKチーフ、そしてその晩の懇親会のきっかけをつくってくれたはちきん地鶏担当のYくん、上司のH課長補佐。この3人が、このとき、畜産推進課の本庁におったのは、ホントに僥倖でした。奇跡のトライアングルと、小生が命名します。
で、2009年度の予算で、やまけんさんをスーパーバイザーとして招聘することに、無理むっちゃく漕ぎ着けたのであります。そして。

やまけんさんは、全国の、非黒毛和牛について、非常に強い思いを持っておられます。本当のお肉の美味しさは、霜降りの多さ美しさではなく、肉本来の持つうまみと、脂身のバランスである、という信念。土佐あかうしの脂身は、たくさん食べたとしても口に残らない、非常にさっぱりした、しかし肉のうまみを引き立てるものでありました。
やまけんさん、全国の有名シェフに、土佐あかうしを料理させ、その良さを実感体感させていきます。
「赤肉サミット」は、岩手の短角牛や熊本赤牛など、全国の非黒毛和牛を一同に熱め、一流有名シェフに料理してもらって食べ比べをやる催し。2009年、初出品した土佐あかうしは、非常に非常に高い評価を得ました。ここで、高知県庁畜産軍団、自信を深めます。

ちなみに、この県庁軍団の3人、半端ではなく、すごいんですよ、ホント。Kチーフ、現在高知県地産外商公社課長に出向中のYさん、そしてH補佐。あかうしオタクと呼べる面々。

さて。

こっから、やまけんルートや、それ以外のルートも駆使しての、PR大作戦。とにかく、料理して食べて頂ければ、必ずその良さがわかってもらえる、という自信をつけちょりますき、無敵。色んな場面で、一流シェフの土佐あかうしに対する高い評価が聞かれるようになった2012年5月。
フジテレビの新報道2001で、やまけんさんが、凄腕の4人の有名シェフを高知へ連れて来て、土佐あかうしの料理をやってもらう、という場面が報道されました。高知の料理学校を舞台に繰り広げられた、すごい料理の競演。あらためて、土佐あかうしの良さをアピールできることになった番組ですが、そのハイライトは、県庁マン、Kチーフが感極まって泣くシーン。やっとここまできたか、という感慨。その後Kチーフは、「県庁の泣く男」として全国に名を馳せたのはご承知の通り。

そして。昨年、TBSの「夢の扉」で、非黒毛和牛の啓蒙に取り組みやまけんの姿が紹介され、土佐あかうしの高い評価があらためて認識されました。

これが「土佐あかうし物語」。
もちろん、これはごく一部の側面で、他にも色んな方の様々な努力があり、そういったものが複合的に絡み合い、肉の全体的な相場上昇もあって、現在の価格水準までやってきております。

最大の課題は、頭数不足。2000頭を大きく割り込んだ土佐あかうしを、高知の産業の柱のひとつに育てるためには、飼育農家と頭数を増やす努力が不可欠。JA土佐れいほくの、300頭規模の生産拠点づくりが始まっちょりますが、それを失敗させる訳にはいきません。
生き物なので、急に増やすことは難しい。お母さん牛のお腹の数には限りがありますき。そこで、乳牛のお腹を借りて受精卵を付ける方法など、色々と取り組まれております。まだまだ、皆で、前を向いて頑張っていかんといけません。
もっともっと枝肉価格が上がり、取り組む農家が増え、供給が安定したとき、土佐あかうしは、高知県の偉大な財産となるのであります。

本当の夢の扉が開くのは、これからです。


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