文化3年、嘉元3年〔3811〕2013/09/21
2013年9月21日(土)晴れ!
今日は高知。朝から会社に居るのは久々のような気がします。昨日の早朝新幹線と特急しおかぜ、多度津乗り換えで特急しまんとに乗って高知へモンて来ました。多度津駅にて時間があったので散策しよったら、広い広い駅の一角に見慣れんお洒落な列車。窓が少ないので営業運転用ではない。
調べてみますれば、フリーゲイジトレインの試験車両にかありません。多度津と坂出の間で試験走行をしゆう車両。
新幹線区間は新幹線として走り、在来線に乗り入れたら車輪幅は在来線の幅に狭まって走行できる、というシロモノ。長崎とか、導入を検討しゆうにかありません。愛媛県も。色々と課題はあるようです。
まあ、電車であることが前提条件ですきに、高知には関係の無い話。
さて。昨日は高知にモンてから、用事があって、大月町まで行っちょりました。片道3時間の運転。お天気も良くて、海の風景は抜群でした。で、帰りがけ。
大方を通過中のことでした。
トンネルを抜けてしばらく走りよったら、なんと、ネズミ捕り。おう!
で、おまわりさんが旗を振りゆうではありませんか。え〜?そんなに飛ばしちゃあせんに。ひょっと、瞬間的にスピードが出ちょったがやろうか?てなことを思いながら観念して、左側のおまわりさんの方に車を寄せよったら、旗を振りながら、ちょっと違う動作。ん?
どうやら、あっち行け、てな感じ。そう。私ではなかった。後ろの車に用事があったのであります。後ろの車が捕まる風景をバックミラーで確認しつつ、ホッとしながら高知へモンて来ました。心臓、停まりよりました。
それはそれとして、写真は今朝の野市、上岡八幡宮さんの参道入り口。脇に、狛犬と燈籠。写真中央部の燈籠は、この八幡様ではたぶん2番目に古い年号か刻まれたもの。文化九歳。つまり文化9年で、ナポレオンがロシアに撃退された1812年。
何でこの燈籠をご紹介しゆうかと申しますと、今朝の高知新聞に、室戸の金剛頂寺さんの境内の石塔が、その紀年銘が県内最古であることがわかった、という記事が載っちょったきです。
石塔に刻まれた年号は嘉元3年。つまり1305年で、今から700年以上前。これは古い。鎌倉時代。今度、見に行ってみんといけません。こういった年号を見ると、自分がその時代にタイムトリップしたような気になれます。
この年、足利尊氏が生まれちょりますので、時代は、鎌倉幕府の衰退と滅亡に向かい始める頃。その頃、土佐の室戸は、どんな様子やったのでしょうか。
この上岡八幡宮さんで、一番古い年号は、たぶん、拝殿前の手水鉢。宝永4年と読めますき、宝永南海地震の津波が土佐を襲うた1707年。
神社やお寺さんには、悠久の時間が静かに流れ、歴史が刻まれています。