上岡八幡宮のイモリ〔3711〕2013/06/13
2013年6月13日(木)暑い!
台風が低気圧を東へ寄せてくれちゅうお陰で、昨日今日と良いお天気。暑いっすね〜。真夏になりました。
昨日も会社から走って帰りました。ルートをちょっと変えて15km。月曜日に走ったときよりもかなり暑く、苦し心地良かったです。朝は自転車で出勤してうる訳ですけんど、一番涼しい時間帯とは言え、やはり会社に着いたら汗にふいちょります。水のシャワーが最高に心地良い朝。
ここは今朝の野市。いつもの上岡八幡宮さんの石段。おう。イモリ。
つぶらな瞳(瞳があるのかどうか知りませんが)が可愛らしいイモリが、静かにたたずんじょりました。イモリと言えばイモリの黒焼き。これは江戸時代から有名な、惚れ薬ですな。ネットで調べると、その作り方もでてきます。効果効能の真偽の程は存じ上げません。
これは漢方薬のたぐいなのか、陰陽道のたぐいなのか、微妙ですな、イモリの黒焼き。
陰陽道と言えば物部のイザナギ流。今はもう少のうなってしもうた太夫さんがご祈祷して、様々な不幸から庶民を救うてくれます。古い陰陽道の形が、土俗信仰と結びついて独特の発展を遂げたイザナギ流。昔は、こういった習俗が、日本のどこかしこにもあったでしょう。
ただ、今のイザナギ流のように病気を治したり不幸を取り除いたるするだけならエイですが、古代の陰陽道には、呪ってヒトを傷つけたり殺したりするのも多かったですよねえ。呪詛。今でも、藁人形とかの風習に名残がありますが。
恨みがあったり、邪魔であったりする人物を、呪いをかけて葬る。そういったことは、実際にも行われよったようです。また、そういった呪詛をとりおこなった、ということで罪に問われ、死罪になった方も居ますねえ。これは、冤罪であった場合もあるにかありません。魔女狩り。
何故、朝っぱららかこんな話を書きゆうかと申しますれば、今朝の高新に、パプアニューギニアで魔女狩りが多発しちゅう、という記事が載っちょったき。土俗的信仰の延長戦上にある事件ですね。上に書いたように、昔、日本でも似たようなことがあった、そんな事件。誰かを呪い殺す魔術をかけた、として、大勢のヒトの眼の前で焼き殺したりする、というのは、ちょっと、考えられない。即刻、なんとかやめる手だてを講じる必要があります。
しかし、これは一概に野蛮な風習、という言葉だけでは片付けられんもの。人類が、本能的に昔から持ち備えてきたモノの発露であるかも知れませんね。
例えば西欧でも、ホントに悲惨な魔女狩りが行われてきたのはご承知の通り。ついこないだまでですきんねえ。
共通しちゅうのは、その、迫害の対象になるのは、ほとんどの場合女性である、ということ。日本でも、卑弥呼の昔から恐山のイタコに至るまで、呪術的能力があるのは女性ですし、それは地球規模で同じようなことが言えるにかありません。なんとなくわかるような気もしますが。
八幡様の石段のイモリから、ヘンテコリンな話になてしまいました。ところでご存知でしたでしょうか。イモリは両生類でヤモリは爬虫類。あんなに似いちゅうのに。調べてみたら、イモリの黒焼き、ネット通販でも買えるにかありません。漢方薬屋さんで。やっぱし漢方薬ながでしょうかねえ。