大豊町の長瀞〔3636〕2013/03/30
2013年3月30日(土)薄曇り
昨日は、お昼から高知市酪農組合さんのお花見、ちょっと休憩して夕方からとある会合、そして懇親会。う〜ん、よう飲みますな。
このところ、ホントに宴会が多い。お腹がちくとやばいことになり始めちゅうので、そろそろ運動モードに戻らんとオオゴト。とは言え、明日がこれまたお花見。例の、高知県宇宙利用推進研究会、通称てんくろうの会の、恒例のお花見。毎年、土佐山田、雪ヶ峰牧場でやりよりまして、今年は明日。お天気が心配ですが、雪ヶ峰さんは、雨でもできる小屋があるので大丈夫。どうせ桜は散りよりますろうし。明日のお花見がすんだら、かなり頑張って走りこんでみたいと思う春の朝。
今日は、早朝から会社を出て香川支店に向かいよります。早い時間帯ですき、高速道路を通らずに下道。国道32号線。早朝は空いちょって、景色もキレイで、走りやすい国道32号線。あちこちで桜が満開。山中は、丁度、今が満開。道路脇に植えられた桜も、近年増えたような気がします。あちこちで山の緑にピンク色が浮かび上がっておりました。
ここは大豊町の長瀞。ながとろと読みます。
長瀞と言えば、埼玉県、秩父の長瀞が有名。川下りがあったりしますが、ここは高知県大豊町の長瀞。この風景を見れば、なんでそんな地名がついたがかは一目瞭然。長瀞。長い瀞。サンズイに静かと書いて、トロと読みます。サンズイが静かということは、水が静かということ。渓谷を流れる急流吉野川が、この地点では長い区間静かにトロトロ流れゆうので、長いトロトロで長瀞。確かに珍しい風景です。
このしゅっと下流は、豊永駅の前。吉野川特有の、青い岩が転がる河原が広がり、川は少し急に流れます。
この写真は、国道33号線の長瀞橋から上流方向を撮影したもの。長瀞橋。この橋のしゅっと下流、川の両脇に、昔の長瀞橋の橋脚部分だけが残り、大自然の風景の中に融け込んじょりました。昔の、公共の構造物は、今のものよりずっとデザイン的に優れちゅうと思うのは私だけでしょうか。奇をてらう訳でもなく、自然に、しかし美しいフォルム。ひとつひとつのことを行うのに、余裕があった時代と言えましょうか。今の時代、合理的にすべてのデザインや生活は画一化されていく時代に、忘れ去られた余裕。
こんな山の中につくられた構造物にも、たくさんの、素敵なデザインのものがあります。昔のものには。
長瀞の美しい朝の風景を眺めながら、そんなたわいもない妄想を暴走させてしまいました。こんな時間が大切ながです。ひまわり太郎にとって。