金剛山頂の竃戸神社と浅間神社〔3598〕2013/02/20
2013年2月20日(水)快晴!
昨日の雨、山の雪もあがり、良いお天気の高知県地方。おだやかに晴れ渡りましたが、気温はちくと低め。雨に濡れた車が、朝は真っ白うにカチバリツイちょりました。北の山々を見ると、雪化粧。あ~、登りに行きたい!
ここは三宝山頂。三宝山スカイパークとかがあったので、三宝山という名称の方が馴染みがありますけんど、正式には金剛山。北朝鮮ではありません。
標高259.9m。市内の方から見ると、てっぺんに西洋風お城のオブジェ。そして、頂上部分が直方体のように盛り上がって見えます。写真は、その上。
車では、ゲートがしっかり閉められて、旧山宝山スカイパークや西洋風お城オブジェのところには入れません。立ち入り禁止。が、以前、何度かご紹介したように、頂上手前の道路脇から山道に入ると、行けます。
それでも、めったに訪れる方はいらっしゃらんでしょう。今朝、行ってみたら、犬の散歩に登って来ちゅう方がひっとり、いらっしゃいました。
元々、この山頂には、金剛堂寺(俗称金剛童子)さんが鎮座しちょったそうですが、その痕跡はありません。金剛童子と言えば、密教系の神様。熊野とか御嶽山とかに、ゆかりがありますき、修験道とも関係があったでしょうか。山岳信仰とつながる金剛童子。
で、立ち入り禁止みたいになっちゅうこのエリアですが、てっぺんには今でも竃戸神社が鎮座。三宝社とも呼ばれた神社。ですきに三宝山。
竃戸神社、古くから鎮座しちょったようですが、昭和58年発行の「高知県の地名」という本には、「竃戸神社が鎮座していたという」と書かれちょりますき、いったん無くなって、再び祀られたがかも知れません。この右手の建物が、竃戸神社の裏。しかし、今は、扉が閉じられ、中でご神体がお祀りされちゅうかどうかはわかりませんでした。左手のお社。これは浅間神社。浅間神社は、もちろん山岳信仰とつながりの深い神様。昭和58年の、その本には、浅間神社の記載がありません。
が、浅間神社の方は、今も、キチンとしめ縄が張られて、お祀りされちょりました。氏子さんが、お守りしゆうがでしょう。
上にも書いたように、ここはほとんど立ち入り禁止みたいになっちゅう場所。知るヒトのみ、山道を上がって、ここに来ることができます。三宝山スカイパーク跡地からここまでは、昨年の秋口に来た際には鬱蒼として、スーツ姿ではちくとキツい薮でしたが、今朝行って見ると、実にきれいに草が刈られ、キレイになっちょりました。
今でも、地域の皆さんにとって、ここは大切な神様が鎮座する場所ながでしょう。三宝山のてっぺんに、今でもこのような神社が鎮座ましましちゅうことは、メッソ知られちゃあしません。