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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

夜明け前の堀川と春の大三角形〔3507〕2012/11/21

夜明け前の堀川と春の大三角形

2012年11月21日(水)晴れ!

今朝も晴れ渡る高知県地方。良いお天気。
ここは、夜明け前の堀川。大鋸屋橋の上から、東の方向を撮影しました。堀川と、そこに浮かぶプレジャーボートが美しゅうございます。右手に聳えるのはホテル日航高知旭ロイヤル様。

藩政期初期に掘られたこの堀川は、はりまや橋の下をくぐって堀詰までつながり、お城下の、物流の大動脈として活躍してきました。今は、かるぽーと前から西は埋め立てられ、この風景と新堀川の風景を残すのみ。日本でも有数の水の都であった高知の城下、この風景だけはなんとか残していかんといかんですね。
今のかるぽーとの場所に中央卸売市場があった頃まで、つまり昭和40年頃まで、やはりこの堀川は賑やかな水運の中心でした。明治期の写真が残りますが、ホントに多くの船が行き交い、水上交番もあって、交通整理をしよったくらい。この静かな風景からは想像もできませんが。

右手が九反田。城下町が形成された頃は、まだ湿地帯。田んぼが九反だけありました。それが、西の朝倉町との間が埋め立てられ、藩の米蔵ができたりして賑やかになった訳です。高知の城下の玄関口。
左手は農人町。寛永2年(1625年)、下知村に堤をつくり、その内側を農地にして、お城で使用する作物をつくるようになりました。その際、その農民を住まわせたので農人町。寛永年間は、こないだご紹介した山崎弥右衛門さんなども活躍した、民力も活用した、農地開発が盛んであった時代。

この左岸、一番手前に見える赤い船は、浦戸湾、桂浜を巡ってくる遊覧船。NPOの運営ですが、行政の指導で、ここで発着ができんなるそうです。で、浦戸湾の、弘化台に発着場を整備して、そっから運行するようになるとか。う〜ん。

色々と問題はあるのでしょう。が、グランドデザインの問題として、考えてしまいます。高知城、日曜市、ひろめ市場、商店街、はりまや橋、かるぽーととつながるお城下の風景が、ここで堀川、浦戸湾とつながって、桂浜へ。できることならば、高知市の市営にして、料金や運行を、利用しやすいようにすれば、松江の市営堀川遊覧船のように、大きな観光資源になるとも思うがですが。桂浜は、船で行くにかぎりますき。それに、ここ発着やと、公共交通機関が便利ですき、船でおきゃくもできるがです。願わくば、平日は、浦戸や御畳瀬、種崎の皆さんの通勤通学にも使えるようにしたら素敵。昔の巡航船のように。水辺の街、高知の復活です。

さて、空を見てみましょう。一番上、中央よりちょっと右に見えるががしし座のベータ星、デネボラ。堀川の上に金星が輝きますが、その右上に見えるのが乙女座のスピカ。青白い色が特徴。と、なりますと、デネボラとスピカを結ぶ線を三角形の右の1辺として。左の方を見たら、ビルの上にうしかい座のアークトゥルス。この3つで、春の大三角形。
冬の大三角形、シリウス、プロキオン、ベテルギウスは、この時間、もう、南西の方角に移動しちょりまして、東の空は春。春の大三角形は、冬のに比べると少し地味。ちょっと大きめで、正三角形と言うよりは、ちょっとだけ縦長の二等辺三角形。が、やはり、春を象徴する星々。


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