レベルが向上しつづけるふるさとまつり〔3482〕2012/10/27
2012年10月27日(土)曇っちょります
今日は午後から雨にかありません。明日の昼まで。
この季節、それほどガイに雨が降ることはメッソないのでありますが、降ると、結構大変なことになったりします。
ここは今朝の鏡川河畔、柳原。ここで、昨日から、フェスティバル土佐ふるさとまつりが開催されよります。今年で41回目。県内の各市町村が、それぞれの自慢の食材を持ち寄って賑やかに販売する、秋の鏡川にすっかりこっきり定着したイベントですねえ。今朝も、賑やかに皆さん準備しよりました。
このブース設営、以前、もっと景気がよく、世の中にお金があった時代は、今よりずっとお金をかけちょりました。今はご覧のように、柳原の広場の上に、そのまんましつらえられちょります。が、昔は、この右手の川の方にせり出すように仮台がつくられ、その上にブースが乗せられちょりました。そうすると、広場が、ずっと広うに使えるきですね。ところが2004年、転機が訪れたのであります。
2004年のふるさとまつりは、ここで、10月22日から24日まで開催される予定でした。が、20日の水曜日、台風がやって来たのであります。そして大雨が降り、この柳原は冠水。こんな感じ。川の方にせりだして設営されちょったブースに増水した川水が直撃したのでありました。
そして翌日、21日に撮影したのがこれ。わかりますでしょうか。仮台に流れて来たモノが引っかかり、骨組みは歪んで、オオゴトになっちょりました。結局、一日ずらして、23日から25日まで開催された第33回ふるさとまつり。使えなくなった仮台は撤去され、小さい既成のテントを張って、どうぞりこうぞり開催されたのでありました。
それ以来、会場が少々狭い感じになってもカマンやいか、ということで、せり出した仮台が設置されることはなくなり、この写真のような姿になったという訳です。
バブリーな感じはなくなり、設営は質素になりましたが、市町村から出される食べ物のレベルは、間違いなく向上しました。進化し続けよります。人口が減少し、高齢化が進む中山間の皆さんの危機感はすさまじく、なんとかせんといかん、という思いが、レベルの著しい向上につながっちゅうがでしょう。この頑張りを、田舎の元気、再生につなげていかんといかんがです。