札幌、円山てっぺんからの絶景〔3445〕2012/09/20
2012年9月20日(木)北海道は晴れ
今朝は札幌。北海道の札幌。昨日、高知からやって来ました。札幌へ来るがは今年2回目。2回も来ることになるとは思うちょりませんでした。3月19日、3月20日のにっこりでご紹介したように、前回は雪景色。丁度半年後の札幌は、最高気温30℃近い暑さになっちょります。
昨夜、すすき野でちくとソバえよりましたが、今朝は5時から走りにでかけました。さすが北海道、夜明けが早い。
街中、南9条西5丁目のホテルから南9条の通りをどんどん西へ。円山に突き当たりますが、どっから登るかわかりません。反時計廻りに山裾をたつくりますと、ありました、登山道。
高知との圧倒的な違いは、高知の山みたいに鬱蒼としてないところ。さすが北海道、植生が北国。山道も走りやすいですね、実に。見事な原始林が広がり、その中をいく路は素晴らしい。
円山は、標高225.4m。早朝から、歩いて登るご高齢の方や走って登る若者に逢いました。エイですね、札幌。こんなに大都会やのに、街中から走って行ける場所に原始林に覆われた山があります。
案内板によりますれば、円山の原始林が天然記念物に指定されたがは大正10年。明治期の開拓時代から保護されてきたということ。先人の知恵、センスに感謝。こういった為政者が居ると居ないとでは、街の素晴らしさが全然違うてきます。
発展する都会の近くに見晴らしの良い美しい山があったとすれば、安易に開発してしまおう、と思うようなセンスの者が多いのではないでしょうか。円山は、大都会札幌の街の西に、奇跡のように自然が残された山。車が走れる道路は、一切、山に取り付けられちゃあしません。これが政治のセンスというものやと強く思います。
写真は、その円山頂上から札幌市内を眺めるひまわり太郎。石狩平野、札幌の街を朝日が照らし、見事な眺望。てっぺんには山神様がお祀りされちょりました。
この登山道脇には、たくさんの小さな石造りの観音像。四国八十八ヶ所をなぞらえ、八十八体置かれましたが、現在は200体以上になっちゅうそうです。札幌近郊には、四国からの開拓者が多かったそうで、大正3年に八十八ヶ所として開かれたそうですね。
それにしても札幌は美しい街。以前にも書きましたが、土佐出身者も、その都市計画にはかなり深く関わっちゅうがは自慢できます。その美しい街、美しい自然を、このように守っていこうとする思想が、現在も息づいちょります。うらやましい!